4.五感に訴えかける商品説明(味、におい)
※この連載コラムは、公益財団法人 日本英語検定協会の許諾のもと、一部編集した記事を掲載しています。
4.五感に訴えかける商品説明(味、におい)
海外の人から見ると日本の食品や食材は独自性の高いものが多く、見た目と味やにおいが一致しないものが多いと思います。例えば、わさびを初めて見てあんなに辛いものだと想像できる人は、いったいどのくらいいるでしょうか?
また、ソフトドリンク、チョコレート、スナック菓子といったものも、日本人の味覚に合わせてきた食品で、海外のものとは一味違うのではないでしょうか?

飲食店にお勤めの方、食品あるいは香りのある商品を販売している方は、味、においの英語表現を知っておくとお客様の助けになります。お客様の五感に訴えかける商品説明ができるからです。
詳細な説明が通じなくても、人間誰しも五感に響くものに惹かれるという点では万国共通かもしれません。
以下のごく簡単なフレーズをぜひご活用ください。
〔味、においに関する単語〕
sweet(甘い)、hot/spicy(辛い)、sour(酸っぱい)、bitter(苦い)、salty(塩辛い)、greasy/fatty(脂っこい)、rich(濃い)、fruity(フルーティー)、strong(強い・きつい)
上記の単語を、以下のフレーズの_____に入れ換えて練習してみてください。
(1) | It's_____. |
~です。 | |
(2) | It's a little_____. |
少々~です。 | |
(3) | Is it too_____? |
~過ぎですか? |
(1)、(2)は、お試し前に店員さんの主観を参考程度に入れたい場合に使います。そうすれば、お客様が少々覚悟をもって試してみようと思うからです。
(3)は、お試しした後の感想をお客様に問う言い方です。
お試し前には、第2回「お試し、アレルギー有無確認、簡単な素材の説明」でご紹介した、「アレルギーはお持ちですか?」とお客様に必ず確認することをお忘れなく。