3.地元の食材、産地をアピール

※この連載コラムは、公益財団法人 日本英語検定協会の許諾のもと、一部編集した記事を掲載しています。

3.地元の食材、産地をアピール

私は今でも年に数回、都内で接客の仕事をしていますが、以前より海外のお客様からの新幹線や特急、長距離バスのお問い合わせが増えています。駅周辺でも長距離移動に備えるため、駅弁や缶ビールを買う海外のお客様を見かけるようになりました。
このように、旅行の範囲は都心から各地へと確実に広がっています

産地の明記された野菜の写真

日本国内には、地方独特の食材があり、それらを生み出す産地自体もまた魅力的です。
地元食材、野菜などを使用した食品を販売している方は、ぜひ「地元」という単語を使って、説明を兼ねたふるさと自慢もしましょう。

(1) We use many local vegetables.
私共では、多くの地元野菜を使用しています。

*vegetablesをfish「魚」、egg「卵」、beef「牛肉」、chicken「鶏肉」、pork「豚肉」に入れ替えても可。

(2) Today’s fresh fish is direct from the local port.
本日の新鮮な魚は、地元の港からの直送です。

*direct from~:~から直接、直送

(3) We use the spring water from that local mountain.
(日本酒などを紹介するとき)あの地元の山からの湧き水が使われています。

*spring water:湧き水
*that local mountainの代わりに、Mt.~と実際の山の名前にしても可。

地元食材をセールスポイントにするのは、日本独特の商習慣のようですね。私が仕事をしていたタイでは、有名なレストランであっても、材料の産地までは明記していませんでした。
地元食材を前面に出すことは、新鮮さが安全性のアピールになります。特に野菜のおいしさは、ベジタリアンやビーガンのお客様にも喜ばれると思います。

そして、日本は食材だけでなく、お水も美味しい国であることをお忘れなく!
お料理だけでなく、お酒も大いに自慢しましょう。
地元食材は、そこへ行かないと味わえないもの。リピーターを生むためにも、ぜひ上記のフレーズをご利用ください。