企業内研修TRIZ入門研修
TRIZを理解するための入門コースです。
TRIZについては既に多くの書籍が発行されていますが、技術現場で活用できるまでこなれた内容となっているものはほとんどありません。
この研修は、参加者の方々が日々の業務の中で使うことを強く意識した内容となっており、分析とアイデア発想の2つにポイントを定めたプログラムとなっています。
※「TRIZ(トゥリーズ)」について
TRIZとは、1950年代にロシア(旧ソ連)で生み出された学術分野の問題解決手法です。
数万件と言われる特許の分析と、科学技術分野で偉大な発明を成し遂げた先人の思考のプロセスの分析に基づき作り出された問題解決の方法論です。その目的は、より多くのアイデアの獲得と、革新的で創造的な問題解決を実現するところにあります。
また、TRIZの技法としてのポイントは、“矛盾という観点からの分析” “進化と資源を用いたアイデア発想”という2つにあります。1990年代になり世界に広まり、現在では、欧米・日本・韓国の先進企業で活用されています。
主な対象者
- 研究開発部門の方
- 技術開発・製品開発部門の方
- 生産技術部門の方
- 技術者教育担当の方の方
研修のねらい
- TRIZ全体像と基本を理解する
- 技術開発・製品開発のプロセスを理解し、創造的、あるいは革新的な解決案を出すための考え方とツール、技法を学ぶ
- 問題分析のツール“プロブレムフォーミュレーション”を使いこなせるようにする
- アイデア発想の技法“ガイデッドブレインストーミング”を使いこなせるようにする
特色
特色
TRIZの一手法である、技術的な問題を見える化する手法PF(R)(プロブレム・フォーミュレーション)を学びます。PF(R)で問題を見える化することで、解決の糸口“矛盾”が見えてきます。あわせて、設定した問題に対して、アイデアを発想するための「創造理論」と「アイデア発想法」を学びます。
※PFは、アイディエーション・ジャパン株式会社の登録商標です。
プログラム
1日目 9:00 - 17:00 | 1.オリエンテーション ・研修の目的と内容、進め方 ・コースの全体像 ・グループ内自己紹介と学習目的の共有 2.問題と問題解決の考え方 ・問題とは/問題解決の論理 ・問題解決の全体像 3.問題のばらし方 ・問題のメカニズムとは ・有益機能と有害作用の関係とは ・真の問題を追及する分析の方法 4.問題状況を見える化する ― “修正テープ”事例での解説 ・見える化とは ・問題ばらしと見える化の方法“PF(R)(プロブレムフォーミュレーション)とは ・PF(R)のチャーチングルール ・有益機能の見える化/有害作用の見える化 ・PF(R)のセルフチェックの方法 ・PF(R)からの真の問題の発見 ・真の問題と課題設定の関係 5.PF(R)作成レベルアップトレーニング ・PF(R)ドリルワーク1 ― “なぜ、コップの周りに水滴がつくのか?” ・PF(R)ドリルワーク2 ― “2穴パンチのチャーチングと課題の設定“ 6.研修のまとめ ・全体シェアリング ― 実務でPFを活用する方法 |
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2日目 9:00 - 17:00 | 1.オリエンテーション ・昨日の振り返り 2.創造的問題解決とは ・創造とは ・問題解決とは ・創造的問題解決とは 3.創造理論の基本 ・創造力を伸ばすには ・創造の基本メカニズム ・ブレインストーミング演習“修正テープの問題解決" 4.TRIZ流アイデア発想の方法 ・PF(R)とアイデア発想の関係 ・ガイデッドブレインストーミングとは ・ガイデッドブレインストーミングの3つのタイプ ・ガイデッドブレインストーミングの小演習 タイプⅠ強制連想型 タイプⅡ結合改善型 タイプⅢ類比思考型 5.アイデア発想レベルアップトレーニング ・PF(R)からのアイデア発想テーマの設定 “2穴パンチの問題解決" ・アイデア発想演習 ①ガイデッドブレインストーミングの実施計画策定 ②ガイデッドブレインストーミングの実施 6.研修のまとめ ・全体シェアリング ― 実務でガイデッドブレインストーミングを活用する方法 |
☆スケジュール(プログラム)はご要望に合わせてカスタマイズが可能です。
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