〜組織内コミュニケーションをデザインする〜組織の中の「対話」の場づくり

「組織が⼤切にする理念や価値観、⾏動規範を社員に浸透させる上で、どのようなアプローチがあるのか」

「当社は部門間の縦割り意識が強く、部門間の風通しが悪い。部門間コミュニケーションを促進するにはどのような⽅法があるのか」

「当社の中期経営ビジョンが社員に⼗分理解されていない。どうしたら社員の理解を促進することができるのか」

「組織の中が何となくギスギスしていて、社内の雰囲気が暗い。もっと、社員相互のコミュニケーションを促進し、組織を活性化したいのだが、どうしたらよいか」

「数年前、⽂化・風⼟の異なる会社同⼠で合併したのだが、なかなか社員の融合が促進されない。チームビルディングを促したいのだが、何かよい⽅法はないか」

近年、さまざまな企業の⼈材育成・組織開発担当者様から、こうしたご相談を頂くことが多くなってきました。どれも組織の中のコミュニケーションをめぐる課題です。
こうした課題は、「組織内コミュニケーション」という、われわれの目には⾒えにくい現象を対象としているため、課題解決に向け、確固とした処⽅箋が出しにくいものでもあります。

このコラムでは数回にわたり、こうした組織の中のコミュニケーションをめぐる課題に対し、どういった解決のアプローチがあるのかについて、特に、近年注目が集まっている「対話」というコミュニケーションのあり⽅を中⼼に考えていきたいと思います。