~とっさに役立つ英会話~ インバウンド対策English!「vol.3 交通案内、電車遅延、再開予定の伝え方」


年々高まり続けているインバウンド(訪日外国人旅行)の需要。外国から来た人々とどのようにコミュニケーションを取ればいいかについては、日本に住む多くの人にとって関心の高いトピックといえるでしょう。

本コラムでは、外国の方とのとっさのコミュニケーションに役立つ実践的な英会話フレーズをシリーズでご紹介!
今回は、電車など公共交通機関を使用したい外国人旅行者に対し、とっさに役立つ言い回しについてご紹介します。

vol.3 交通案内、電車遅延、再開予定を伝える英会話

私(筆者)は年に数回都内で案内業務に入っていますが、交通案内ももちろん頻繁に行っています。最近の海外のお客様からは、英語をはじめ各国語の地下鉄乗り換え案内の検索結果を見せて、「(この方法で行きたいけど)最初に乗る駅はどこ?」というご質問が増えてきています。
しかし実際には、お見せいただくその乗り換え方法が、現在地からかなり遠い駅を使うものだったり、驚くほど遠回りであるといったことがあります。そんなとき、お客様がスムーズに目的地にたどりつけるよう、ローカルの人間ならではの効率的な行き方を提案したいものです。

首都圏の地下鉄やJRのご案内の際、お客様が調べた乗り換え方法よりも、効率的な乗り換え方を提案する表現にチャレンジしましょう。商業・観光施設、駅での案内が多いものにしぼり、案内文を数パターン用意しました。


First of all, I suggest you go to ____station.

最初に、____駅に行くことを提案します。

Then, please go to M16 by___line, and

それから___線でM16(駅の番号)へ行き、

transfer to___ line and get off at H09.

___線に乗り換え、H09(駅の番号)で降ります。

© SAKI Kitamura

海外のお客様にとって、駅名を言うよりも番号の方が分かりやすいようです。都内の地下鉄の駅などにはすべて駅番号があります。Lineは線のことで、その前に線名を入れて「〇〇線」とします。地下鉄やJRの案内をベースにして、駅の番号を駅名にすれば、私鉄各線の案内もできます。乗り換えは覚えにくいので、乗り換え方法を紙に書く、あるいは路線図に書き込んで案内するとお客様は安心します。


さらに、電車の乗り場も案内してみましょう。

To go to Shinjuku, please go to the Platform 2.

新宿に行くなら、2番線に行ってください。

電車遅延については、大概日本語でのアナウンスが多いので、英語でも言えるようにしましょう。

___line is delayed 2 hours because of fire occurred near to the railway area.

〇〇線は、沿線火災のため2時間遅れています。

Lineの前の____に線名を入れて〇〇線とします。2 hoursのところは、状況により数字だけ変え、分の場合は、minutesに変えてください。沿線火災は「沿線近くのエリアで起きた火災」としました。because of に続く遅延理由はvehicle trouble「車両故障」などが入ります。

いくつか、他の遅延理由例もあげておきますね。

「お客様混雑」
crowded in the train vehicle(車両内混雑)

「荷物はさまり」
a bag stuck in the door(ドアの中にひっかかったバッグ)

「お客様トラブル」
a passenger problem(乗客の問題)

  • 電車、飛行機などの乗り物の場合、「お客様」にあたる単語はpassenger「乗客、旅客」です

「再開のめどがたっていない」

Right now, it’s not clear what time to depart.

現在のところ、何時に出るかはっきりしていません。

「再開のめどがたっていない」をここでは、「何時に出るかはっきりしていない」という表現にしてみました。いろいろな言い方がありますが、何かを責める言い方にならないほうが良いと考えました。


タクシー、バス乗り場の案内もしてみましょう。

For taxi (bus), please go to upstairs, and you’ll find the taxi stand (bus terminal / bus stop) soon.

タクシー(バス)については、上の階へ行ってください。タクシー乗り場(バスターミナル/バス停)があります。

For the bus for Narita「成田行きのバスについては」のように、Narita部分に行先名を入れても分かりやすいです。長距離バスのターミナルはbus terminal、路線バスの停留所はbus stopになります。

最後に、「目的地までタクシーで1,000円くらい」も練習してみましょう。

It costs about 1,000yen to go there.

そちらへ行くのに1,000円くらいかかります。

thereは、既に目的地が分かっているときに使えます。もちろん、thereの代わりに目的地の名前を入れてもOKです。

コラム執筆者

佐野なおこ

横浜サワディーブリッジ代表
タイ・バンコク元ホテルコンシェルジュ。

横浜・関内で接客英語を中心としたマンツーマンレッスン、英語やタイ語の個別指導会、タイ語会話講座を開催。
商工会議所での接客英会話、手書き英語POP研修の経験が豊富。
産業能率大学通信講座「おもてなし英会話入門」監修。
執筆著書「とっさに使える カンタン接客英会話」

佐野なおこ先生監修の通信講座はこちら

~お客様は外国人~おもてなし 英会話入門

受講期間 在籍期間 受講料
2か月 4か月 15,400円(税込)