英語学習の素朴な疑問Q&A「第4回 聞いているだけで英語ペラペラになれる?」

─「おもてなし英会話入門」通信講座監修 ─
佐野なおこ先生の英語学習Q&Aシリーズ!その4


英語学習をがんばっている皆さん、日々の勉強のなかでふとした疑問が出てくることはありませんか?正しい発音のコツやとっさの一言、英語 スキルを効率よく上げるコツなど、あげてみるとキリがありません。

第4回は、英語学習で最近話題の「聞き流し学習」の有用性についてお話しします。


佐野なおこ

横浜サワディーブリッジ代表
タイ・バンコク元ホテルコンシェルジュ。

横浜・関内で接客英語を中心としたマンツーマンレッスン、英語やタイ語の個別指導会、タイ語会話講座を開催。
商工会議所での接客英会話、手書き英語POP研修の経験が豊富。
産業能率大学通信講座「おもてなし英会話入門」監修。
執筆著書「とっさに使える カンタン接客英会話」

今回の質問は…

英語を聞いているだけで本当にペラペラになりますか?

佐野なおこ先生

「聞いているだけで英語がペラペラ」でインターネットを検索すると、関連記事がたくさん出てきます。本当にそう思っている人が多いのかどうかはよくわかりませんが、興味を引く内容なのだろうなと思って、私も取り上げてみることにしました。

まず、皆さんにいくつか質問をしたいと思います。

歌は、CDを聞くだけで歌えるようになりますか?
朗読は、俳優の朗読を聞いているだけでできるようになりますか?
落語は、師匠の落語を聞いているだけでできるようになりますか?

ここまで質問されて嫌になった方も多いかと思います。

「英語を聞いているだけでペラペラになりますか?」という質問は、上記の3つとたいして変わらない質問なのです。
歌も、朗読も、落語も、聞いているときは「自分にもできそう」な気持ちになりますが、いざ自分でやってみるとなかなかうまくいかないものです。

言うまでもなく、聞いているだけでは英語を話せるようになりません。
「聞く」、「話す」では、まず動作が根本的に違います。
「聞く」という行為は、音や声を耳で感じ取ることで、能動的に体を動かす行為ではありません。それに対し「話す」という行為は、声に出すことであって、能動的に体の一部である唇、舌などを動かして初めて成される行為です。歌、朗読、落語も同様です。

さらに、英語は外国語であって母語である日本語と違い、自然習得ではなく、意図的な習得が必要なのです。
「聞いているだけで英語がペラペラに」という幻想を未だに抱いている人は、その幻想からいち早く逃れ、「聞いたことを声に出さねばらない」という現実を受け入れましょう。

自分の耳で聞こえたとおりに実践することは、そう簡単とは言えません。自分の理想と実力のギャップに嫌気がさすことも多々あります。
でも、一度は憧れた「自分が違う国の人と分け隔てなく英語で会話する」という景色。
その景色を現実に近づけるために、まずは相手に伝えられるようになりたいことからピックアップして学び始めてみませんか?

新しい言語を学ぶということは、「聞く」「話す」の両方が重要なんですね。どちらか一方のインプットだけでは、本当のスキルとして自分のものにならないのは、英語だけでなくどんな学びにもいえることです。

次回の疑問は「習った英語を使う場所がなく、会話力が上がらない!こんな時どうしたら?」です。
せっかく勉強した英語も、実際に使う場面がなければなかなか定着しないですよね。とはいえ急に英語圏の友人を作ろう、なんてこともむずかしい。そんなお悩みに、佐野先生がお答えします。お楽しみに!

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受講期間 在籍期間 受講料
2か月 4か月 15,400円(税込)