英語学習の素朴な疑問Q&A「第3回 大人になってから始めても英語は身につく?」

─「おもてなし英会話入門」通信講座監修 ─
佐野なおこ先生の英語学習Q&Aシリーズ!その3


英語学習をがんばっている皆さん、日々の勉強のなかでふとした疑問が出てくることはありませんか?正しい発音のコツやとっさの一言、英語 スキルを効率よく上げるコツなど、あげてみるとキリがありません。

第3回の今回は、母国語ではない言語を大人になってから習得するにあたって、しっかり身につく効果的な勉強法についてお話しします。


佐野なおこ

横浜サワディーブリッジ代表
タイ・バンコク元ホテルコンシェルジュ。

横浜・関内で接客英語を中心としたマンツーマンレッスン、英語やタイ語の個別指導会、タイ語会話講座を開催。
商工会議所での接客英会話、手書き英語POP研修の経験が豊富。
産業能率大学通信講座「おもてなし英会話入門」監修。
執筆著書「とっさに使える カンタン接客英会話」

今回の質問は…

大人になってからでも本当に英語は身につきますか?

佐野なおこ先生

大人になって英語とは全く異質の言語を身につけた私サノナオコが自信をもって「身に付きます」とお答えします。

ちょっとユニークな私の話にお付き合いください。

私の英語のスタートは、多くの日本人と同じ中学1年での学校の授業。
大人になって身に着けた言語とは、タイ語です。
26歳でタイのホテルに勤めたときに出会い、学びました。タイ人のホテルスタッフとはタイ語、ホテルのお客様とは英語でコミュニケーションが必要でした。仕事で使えるように、学校の授業とは違う方法で英語を学び直し、仕事に必要な言葉からタイ語を学んでいきました。

佐野なおこ先生

英語とタイ語は、文字、発音、言語の構造において異質な言語同士ですが、身に着ける上でのトレーニング法は同じです。

私は、両言語を仕事に備えるために行った以下3つのセルフトレーニングを習慣化していました。タイトルのとおり、大人になってからでも身につけられる方法です。

2言語の学習のために実践したセルフトレーニング

  • ❶ 発音記号を手で書き、発音できるように覚える。
    連載第1回でお話したように、日本語母音の「アイウエオ」に加工した発音を徹底的にやめ、英語、タイ語の音で発音練習をしました。目で発音記号を確認しながら音を聞くと効果的です。
  • ❷ 言語独特のリズムで音読練習をする。
    英語もタイ語も、抑揚、強弱といった独特のリズムがあります。音読の際、リズムを意識して音読していました。❶、❷のトレーニングで音を出せるようになり、聞き取れる耳が育ったと思っています。
  • ❸ 語順を考えながら、文章を音読する。
    同じ意味の文章でも、英語、タイ語、日本語では、文頭に来る単語が異なります。
    それは、言語によって発想が違うからです。文章を読むときは、ただ読むのではなく、文頭から文末まで何の単語を声に出しているかを考えながら読むのです。そうすることで語順に慣れ、ストレスが減ります。文章を言い慣れると、文章で会話できるようになっていきます。
佐野なおこ先生

文章を読む場合、なるべく楽しくワクワクする素材を選んでくださいね。

私も、英語の場合はゴスペル、ソウルなどの歌、人間関係に関する洋書、タイ語の場合は、タイのパワースポットや音楽情報に関することばかり。

日々、習慣化して頑張らずマイペースで英語、タイ語と生き、今も身につけ続けています。

社会人になって外国語を新たに学習するとき、私たちの身の回りには様々な学習ツールが溢れ、なんでも選べる時代になりました。しかしどんなスタイルを選んだとしても、結局のところ先生のお話のように、日々の小さなトレーニングの積み重ねが大切なんですね。

次回の疑問は「英語を聞いているだけで、本当にペラペラになりますか?」です。
「聞き流しで英会話がマスターできる!」といった広告を誰もが目にしたことがあると思います。実際のところ、耳で聞くだけで本当に英語が話せるようになるのでしょうか?佐野先生にその答えをお話ししていただきます。お楽しみに!

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2か月 4か月 15,400円(税込)