【2020年度】今、若手社員が受けている通信研修TOP10

新型コロナウイルスの感染拡大に伴う企業のリモートワーク推進などにより、在宅で学べる通信研修の利用は拡大傾向にあります。本記事では、本学の通信研修受講者アンケートの回答データから見て取れる、企業の通信研修活用の方向性をご紹介します。
2019-2020年度 受講者数の変化

- データは本学Webサービス「SANNO Web Support」登録者(各年4月~7月)のうち、任意のアンケートへの回答を基に集計
前年に比べ通信研修の受講者数は141%増と大きく増え、そのうちアンケート回答者の年齢別の割合をみると、2020年度新卒者にあたる23歳の層が前年比325%増と突出して増加しています。
ステイホーム期間に学習する人が増えたことが主な要因と思われますが、特に入社間もない時期に在宅を余儀なくされた新卒者を育成する人事担当者にとっては、2020年度は大変難しい年だったといえます。リアルな研修の場で集まることができない状況の中、若手である彼らに社会人としての基本的なビジネススキルをどう身につけさせるかについては、本学にも多くのご相談が寄せられました。その傾向は以下のランキングにも顕著にあらわれています。
1ケースで学ぶ 新入社員
仕事の基本を再確認し、
成果を出すための自律的な姿勢を身につける受講期間 | 在籍期間 |
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3か月 | 6か月 |

2~メールも文書も正しく書ける~ ビジネス文書入門
実務に役立つ
ビジネス文書の作成スキルを身につける受講期間 | 在籍期間 |
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3か月 | 6か月 |

3新入社員のためのビジネス常識AtoZ
「これだけは押さえておきたい」
ビジネス常識をコンパクトに学ぶ受講期間 | 在籍期間 |
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2か月 | 4か月 |


2020年度は人材育成の中でも特に新入社員研修の一環として
通信研修が多く活用されました。入社後もなかなか出社できない状況が続く中、ケースを通じた学習やビジネスの基礎を学ぶためのコースがより効果的であると判断され、受講に結びついたと推察されます。

4位~10位でも、基本的なビジネススキルのほか、
職場でのコミュニケーションにつながる通信研修の活用が多くみられました。ぜひ身につけてほしい!とは思いつつも現場でその都度ノウハウを言語化するのが難しいスキルについて、自宅で体系づけて学習できる通信研修は最適の教材といえますね。
いかがでしたか?2020年度以降、ニューノーマルの概念の元、職場環境や働き方は大きく変化し、またそのスピードは年々激しさを増すことが予想されます。
若手のうちに修得してほしいスキルは、すなわち様々な階層のメンバーにも身につけてほしいスキルといえるでしょう。
通信研修導入の際には、本ランキングを検討の一助としてご活用いただけましたら幸いです。