調査報告書

社長が選ぶ今年の社長 20202020/12/092022/06/16

調査概要

従業員数6名以上の企業経営者（経営トップ）を対象に今年（2020年）の最優秀経営者は誰かを尋ね、その結果を「社長が選ぶ今年の社長」としてまとめました。この調査は2008年から実施しており、今年で13回目となります。

【調査期間】2020年11月20日～11月24日
【調査対象】従業員数6名以上の企業経営者
【調査方法】インターネット調査
【有効回答数】555

2020年の「今年の社長」は豊田章男氏が選ばれました。

ランキングＴＯＰ５

今年の社長ランキング10位のうち、TOP5をご紹介します。詳細をご覧になりたい方は、ページ下部のPDFファイルからご確認ください。

クリックorタップすると投票理由を確認できます。
（）内は前回順位／法人格略

１位（２）169票｜豊田章男　氏　トヨタ自動車代表取締役社長

投票理由：

「コロナ禍でも明確な指針と展望を世界に示し業績も上げた」
「本業を他の分野と結ぶ新しい発想が未来志向で良い」
「TVCMでどこに危機感をもって何を推し進めたいかが明確に伝わるのが何よりも素晴らしい」

２位（１）49票｜孫正義氏　ソフトバンクグループ代表取締役会長兼社長

投票理由：

「独特の感性で先見性がある」
「海外と対等に取り引きしながら先進技術に投資している」
「あれだけの企業を持ちながら挑戦し続ける姿勢」

３位（４） 45票｜大山晃弘氏　アイリスオーヤマ代表取締役社長

投票理由：

「優秀な人材をリクルートし、斬新なアイデア商品を開発」
「マスク生産など機動的な経営判断や実行までの意思決定の速さ」
「安価で実用性の高いスタイリッシュな製品に社長自らが関与している」

４位（３） 41票｜小濱英之氏　ワークマン代表取締役社長

投票理由：

「市場を診る目、感性、判断力が素晴らしい」
「作業着の概念を変えた」
「社員に予算付けない、頑張らせない等、普通には考えられない社員指導で売り上げを爆上げしている」

５位（６） 30票｜永守重信氏　日本電産代表取締役会長（CEO）

投票理由：

「社員の平均給与を大幅に上げる計画をかかげ、モチベーションを上げる経営法はさすがだと思う」
「大学の学長も兼ね、社会に出てすぐに使える学生を育てるという理念で、大学に自費も辞さないで経営している」
「買収した会社が良くなっている」

５位（18） 30票｜似鳥昭雄氏　ニトリホールディングス代表取締役会長

投票理由：

「TOBの参入から買収までの流れやタイミングが見事」
「コロナ禍でも業績が凄い」
「店舗戦略がすばらしい」

豊田章男氏が５年ぶりに「今年の社長第１位」に返り咲き

2020年の「今年の社長」第１位には、豊田章男氏（トヨタ自動車）が５年振りに選ばれました。豊田氏は、2015年に第１位になって以来、昨年まで４年連続で２位でした。１位になるのは通算で２回目となります。コロナ禍において業績の上方修正を発表したことが大きなインパクトを与えるとともに、未来志向の経営理念が高く評価されました。また、自らが前面に出て語り掛ける姿勢が共感を呼んでいます。

アンケート回答者の年齢を「40代以下（112名）」「50代（210名）」「60代以上（233名）」に分けて集計したところ、豊田氏は全年代でトップの支持を得ています。