2021年度 新入社員の会社生活調査(第32回)

2021年度 新入社員の会社生活調査

調査概要

2021年度に社会人となった新入社員を対象に、テレワーク制度・時差出勤の利用や学習意欲、許容できる残業時間などに関するアンケートを実施しました。

本学では同調査を1990年度から実施しており、今年度で32回目となります。 今年度は、新型コロナウイルス感染防止のために対面型セミナーへの参加が自粛されたことから、回答者は一昨年(429人)から大幅に減少、昨年(79人)からは約2倍に増加しました。

  • 調査期間:2021年3月29日~4月9日
  • 対  象:本学開催の新入社員セミナー受講者
  • 調査方法:書面アンケートによる回答肢選択方式
  • 有効回答:144人(男性70人・48.6%/女性74人・51.4%)

注目データ

就職活動を振り返ると「大変だった」 ・・・84%(過去最高)
※1995年度を超えて過去最高

今年度の新入社員に就職活動状況について訊きました。

2020年4月に発出された緊急事態宣言は、今年度の新入社員の就職活動を直撃しました。こうしたことから就職活動を振り返ると、「かなり大変だった」と「思ったより大変だった」を合わせた「大変だった」の合計は84.0%で、これまで最高だった就職氷河期の1995年度を超えて過去最高となりました。

いまだに収束の兆しが見えない新型コロナウイルスによる影響が就職活動にも影を落とした様子がうかがえます。

就職活動を振り返るコロナ禍での入社後の不安・不満
        「OJTなどの教育が受けられない」 ・・・16%

コロナ禍が続くことで、入社後に最も不安や不満を感じることを訊きました。

その結果、「感染リスクから通勤電車が怖い」(38%)が一番多く挙げられました。続いて「ОJTなどの教育が受けられず仕事を覚えるのに時間がかかる」(16%)となっています。

社会人としてのスタートダッシュを切る大事な時期での教育不足に不安をのぞかせました。

テレワークを利用したい ・・・78%
利用したい理由 「通勤電車の密が避けられる」 ・・・54%
時差出勤を利用したい ・・・84%

会社にテレワークや時差出勤の制度があった場合に利用したいかを訊きました。

働き方改革として注目され、コロナ禍によって導入が広がるテレワークについては、「利用したい」と「どちらかといえば利用したい」の合計回答は78.4%で、前年度からは6.5ポイント減ったものの、引き続き関心の高さをうかがえます。テレワークを利用したい理由では、「通勤電車の密が避けられるから」(53.6%)がトップで、2位が「時間が有効に使えるから」(49.1%)でした。

時差出勤についても「利用したい」と「どちらかといえば利用したい」を合計した84.0%が利用を希望しています。テレワークと同様、新型コロナウイルス感染拡大の防止策としても期待される時差出勤への要望は高いものがあります。

新型コロナウイルスの感染予防対策として推奨されているテレワークや時差通勤については、新入社員も高い関心を寄せています。

2021年度 新入社員の会社生活調査

2020年度 新入社員の会社生活調査

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