SANNO「通信研修50周年記念フォーラム」実施報告

『今、“働きがい”を巡る状況はいかに変化しているのか』
『競争と責任を⾒据えた、「⼈を活かす経営」とは』
『新たな「働きがい」を⽣み出し、⼈を活かすための学びの意味や場づくりはどうあるべきか』など、組織における⼈の問題について、“働きがい”を論点に、新たな経営課題と捉え考える場として開催された通信研修50周年記念フォーラムの講演録をリリースします。

第1部:「働きやすさ」の提供から「働きがい」の創出へ

今、⽇本企業に求められる、現場の⼈々の意欲を引き出すための視点と施策とは?
「働きやすさ」と「働きがい」の創出が注目されている理由や創出に向けた考え⽅と今後取り組むべき施策の⽅向性について、⼈
材マネジメント研究の第⼀⼈者である ⼀橋⼤学⼤学院 商学研究科教授の 守島基博⽒にご講演いただきました。

●「働きやすさ」「働きがい」が重要なテーマとなる背景
●「働きやすさ」とは仕事をする上での安⼼感
● 仕事をする意味や意義を考えることが「働きがい」につながる
●「働きたい会社」に関する調査結果から⾒えたこと
●「働きやすさ」や「働きがい」を⾼めるために重要なこと

第2部:経営の責任として「働きがい」に向き合う

経営にとっての従業員の「働きがい」を⾼めることの意義や、その「働きがい」をどのように⾒える化し、課題を抽出して、解決策を講じていくのかなど、従業員意識調査の結果に基づいた「働きがい」の向上を目指す取り組みについて株式会社セブン&アイ・ホールディングス 取締役 執⾏役員の伊藤順朗⽒にご講演いただきました。

● グループ全従業員の普遍的な価値観となる「社是」とそこに込められた思い
● 社是の浸透や実践を数値で明⽰化する従業員意識調査の実施
● 従業員意識調査の結果にもとづく改善
● ある事業会社での改善への取り組みとホールディングスの取り組み
● 従業員の働きがいを⾼めることは経営の重要課題

第3部:パネルディスカッション

第3部は、第1部・第2部講演者のお⼆⼈に産業能率⼤学 総合研究所 プロジェクト・マネジャー 本橋潤⼦がパネラーとして加わり、パネルディスカッションを⾏いました。
伊藤取締役は従業員の「働きがい」へ取り組む経営層・実務家として、守島教授は⼈材マネジメント(HRM)研究者として、本学の本橋は企業の社会的責任(CSR)・企業倫理を専門とする⽴場から、「働きがい」に関するさまざまな問いを⽴ててディスカッションを展開しました。

おかげさまで、盛況のうちにフォーラム閉幕となりました。
ご講演いただきました守島教授、伊藤取締役、ならびに、ご参加くださいました皆様へ厚く御礼申し上げます。

(2014年3⽉14⽇公開、所属・肩書きは公開当時)