機能（職能）別分野

経営活動を営むにあたり組織編成された機能（職能）別の専門性の発揮や効率性の向上を実現していく取り組みを支援します。

各機能（職能）の専門性を磨き、より効率的で効果的な活動を発揮していくことは、組織全体のパフォーマンスを高めていく上でとても重要です。
技術的な進化や取り巻く環境変化の影響を受ける中、各機能（職能）が抱える現場の課題を整理し、各機能（職能）が目指すべき状態に向けた活動を支援していきます。

本学がお手伝いできる主な領域

機能（職能）別組織が直面する課題として、専門性を磨くことで生じる個人への依存度や属人化の解消、他者との情報やノウハウ共有の仕組化、効率化などが挙げられます。
こうした課題を解決するためには、丁寧な現状の把握と整理、解決に向けた段階的プロセスの設計、そして定着に向けた地道な活動が必要不可欠になります。本学では、課題解決に向けて取り組むプロセスを、活動の主体者でもある現場と協働して検討を重ね、実践・定着に向けた伴走支援を行っていきます。

営業・販売機能の強化支援

営業パーソンの長年の経験や取引先との暗黙的な関係性に依存しすぎてしまうことで、個人商店化や属人化に陥ってしまい、組織全体で営業や販売機能を高められない問題を抱えています。本来、営業現場の経験や顧客情報などは、組織知として整理され、部門全体で共有されるべきものであり、営業力強化を図る上で欠かせないものです。
こうした暗黙知になりやすい営業スキルやノウハウを可視化し、組織知に還元していく活動を支援します。たとえば、高業績を上げている人や部署における営業活動の整理・分析を通じて、体系的な能力開発や組織力強化に向けた施策を打ち出し、実践・定着に向けた取り組みを支援していきます。

生産・製造機能の強化支援

日本企業における多くのモノづくりの現場では、品質管理や納期管理、コスト削減や生産性向上と言われる現場課題を、高齢化する従業員や離職する若手社員、採用難による人手不足の中で、やりくりをしながら取り組んでいる実態があります。
その一方で、日本のモノづくりに対する姿勢や活動は、競争優位の源泉でもあり、今後も引き継がれるべきものでもあります。
日本のモノづくりを継承し、そしてより効率的かつ効果的な活動を維持していくために、経験やコツと呼ばれる技能の暗黙知を可視化し、体系的な能力開発や現場教育などの施策と結びつけることで、生産・製造現場の機能強化を支援していきます。