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企業不祥事に負けない不正リスクマネジメント ~最近の傾向・ご支援から見えること

SANNOエグゼクティブマガジン

不正の発生しにくい組織をつくる

今から10年少し前のアメリカ。
エンロン社(Enron Corporation)は、アメリカ合衆国テキサス州ヒューストンに本拠地を置き、総合エネルギー取引とITビジネスを行う企業でした。2000年度は全米売上第7位であり、2001年には21,000名ほどの社員を抱えていました。しかしこれは、巨額の不正経理・不正取引に支えられた仮の姿であったのです。

例えば、ガス取引のデリバティブ、時価主義会計の悪用による売上や利益の水増し、空売りによる利益の確保、SPE(特別目的事業体)を悪用した連結はずしと損失付け替えなどなど・・・。全米有数の会計事務所であるアーサー・アンダーセンや顧問法律事務所の関与もあり、実は違法すれすれのプロジェクト遂行や粉飾決算が行われていたのです。

その後、我が国においても2007年に金融商品取引法が施行され、上場会社については内部統制報告制度が導入されることになりました。経営者自らが内部統制を構築し、その整備・運用状況について監査人の監査を受けるのです。ご存知の通りアメリカのSOXに習い、「日本」という意味の「J」をつけてJ-SOXと呼ばれています。

このJ-SOXの導入により、一見したところ内部統制が構築されたかのようですが、その一方で企業不祥事は後を絶たず、不正のリスクマネジメントの重要性はいよいよ声高に叫ばれています。

“なぜ企業不祥事はなくならないのでしょうか?”
“不正はどのように実行され、また発見されるのでしょうか?”
“そもそもなぜ人は不正を犯すのでしょうか?”

 
このような不正の発生要因を理解するにあたって、「不正のトライアングル」という考え方があります。

これは1950年代、米国の組織犯罪研究者ドナルド・R・クレッシーが体系化したものです。
この重要な3要素について理解すれば、人がなぜ内部不正をしてしまうのかという心理の謎に迫ることができます。不正の発生を理解し、適切な対策を行うには、まずこの3つの不正リスク要因を理解する必要があります。


「不正のトライアングル」

不正の3つのリスク要因における問題点に対して内部統制を整備することは当然ですが、加えて不正リスクマネジメントの考え方を導入することで、内部統制ではカバーしきれない領域に踏み込み、不正の発生しにくい組織を構築することが期待できます。

ここで不正リスクマネジメントとは、企業経営者が不正リスクに対する経営責任を果たすために、企業が誠実かつ倫理的に行動することについての組織的なコミットメントを確立し、促進し、モニタリングすることをいいます。

これは内部統制の適切な整備・運用と合わせて、企業が取り組むべき喫緊の課題であるといえます。

内部統制の構築と不正リスクマネジメントの強化による適切な不正対策を行う

不正対策の中心は、不正をいかに予防しまた発見するかに尽きます。

内部統制を構築して予防的統制と発見的統制を整備・運用するとともに、不正リスクマネジメントを強化して、適切な不正対策を行う必要があります。
また不正が発覚した際には、早急に特別調査委員会を設置し、不正調査を迅速に進める必要があります。

企業不祥事に負けない不正リスクマネジメントの構築に向けて、御社の体制はいかがでしょうか。


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