総合研究所の概要

お問い合わせ

資料請求リスト

捨てる戦略

SANNO Executive Magazine コラム【経営の視点】

捨てる戦略というと「捨てることはよくない」「もったいない」という返事が返ってきそうですが、捨てることは、私生活が充実したり、経営活動の質を上げたりすることにもつながります。
ただ何でもかんでも捨ててしまうと逆効果になりますから注意が必要です。

何を捨てて、何を残せばよいのでしょうか?これは掃除のプロセスと同じです。
つまり「いるもの」と「いらないもの」を分けることなのです。

皆さんも、服や本を捨てるときに「もったいないから残しておこう」とか、「いつか使うときがあるかもしれないから」といった理由で捨てるに捨てられないことがあるのではないでしょうか。
その結果、収納スペースが足りなくなり、家中、本や服が散らかった状態で嫌な気持ちになってしまうことがあるのでは、と思います。この気持ちが影響し、仕事やプライベートに影響が出ることもありえます。

「もったいない」という気持ちはわかりますが、必要ないものは捨てるという意思決定が重要なのです。

では、企業事例で考えてみましょう。
企業で「捨てる」という議論になると人に目が行き、「あいつは必要ない」「役に立ってない」ということになりがちですが、今回はビジネスモデルやビジネスプロセスにフォーカスを当てて捨てる戦略を見ていきます。

皆さんの企業のビジネスモデルやビジネスプロセスを想像してみてください。捨てる部分はありますか?
 
自社で考えるとすぐには答えが出てこないかもしれませんので、以下の企業では何を捨てたのかを考えてみてください。

  • ブックオフ
  • 回転寿司(くら寿司、はま寿司など)

いかがでしょうか?何を捨てたのか見えてきましたか?

まずはブックオフを見てみましょう。
今は古本事業というとブックオフをイメージする方が多いと思いますが、ブックオフが設立される前の古本事業では、専門の古本鑑定人が古本の価値を算定していました。
しかし、ブックオフではその古本鑑定人を捨てる戦略をとり、専門家不要のマニュアル化されたシステムを作り成功しました。

一方、くら寿司やはま寿司は何を捨てたと思いますか?通常の寿司店のお客さまは、支払いが高額になるのでカードでの支払いを行うのが主流です。
しかし、くら寿司はカード払いのお客さまを捨てています。お客さまにとっては、カード払いができるとありがたいですが、企業側からすると現金で払っていただけることで、即日現金が入り資金繰りがよくなるというメリットがあります。
そのことも奏功し店舗数を増やすことができています。確かにお客さまにとって多少のデメリットはありますが、それをカバーして安くておいしい商品を提供している寿司店にお客さまが集まり、急成長につながっています。

ブックオフやくら寿司の例からもわかりますように、古本鑑定人やカード支払いなどの今までの業界慣習を捨てて、新たな価値を提供することによって成功している企業は上記の例以外にもたくさん出てきています。

皆さまの企業ではいかがでしょうか?捨てるものは見つかりましたか?さらに、捨てる場合には、新たな違う価値をどのように提供するのですか?

ビジネスモデル、ビジネスプロセスを構築する上では、「捨てる戦略」も企業が取るべき進むべき方向性であることを意識していただければと思います。


お問い合わせはこちらから

ページ先頭へ

  • 導入のご相談、提案のご依頼、各種ご質問はこちらからどうぞ
  • 資料をご希望の方はこちらからどうぞ(無料)
  • デジタルカタログはこちらから
  • 官公庁・自治体職員向け研修案内
  • 総合研究所 経営管理研究所
  • グローバルマネジメント研究所
  • サンノーWebサポート
  • SuperGrace Web成績管理システム
  • マナビバサンノー