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「利益思考力」~これからの技術者に必要な力~最近の傾向・ご支援から見えること

SANNOエグゼクティブマガジン


専門領域に偏りがちな技術者の思考

研究開発、設計、生産技術を主な技術者の対象と捉えますと、各々専門領域が存在します。そのため技術者の業務は専門領域が中心となるため、奥は深いが範囲が狭くなりがちです。技術者はそのような業務経験を積み重ねると以下のような特徴が見られるようになります。

 □ 自分の専門領域以外に目が向かない
 □ 全体を見渡す視点に欠ける
 □ 技術的に良いものを追求する姿勢が強い
 □ 創ることには熱心だが売ることへの興味は薄い

これらの特徴から、技術者は視野が狭く偏った思考になりがちであると考えられます。

技術者には「利益思考力」が必要

では、技術者は自分の専門領域だけの狭い思考で良いのでしょうか?

技術者のポジションは、企業において製品を創り上げるプロセスの上流側に位置し、どのようなものを創るかを大きく左右する重要な位置にいます。製品の売れ行きに大きな影響を与え、企業の業績にも大きく貢献します。

そのような技術者に身につけてほしい力が「利益思考力」です。「利益思考力」とは、簡単に言えば、利益やキャッシュフロー(以下、CFと記す)などの会計やお金の流れと企業業績との関係を理解し、どのようにすれば企業の業績に貢献できるかを考えられる力です。

「利益思考力」を身につけるには

「利益思考力」を身につけるには、利益とCFについて正しく理解し、その関係性を知る必要があります。

1) 利益について理解する

利益= 収益(売上) - 費用(原価)

利益は収益と費用の差額であり、会計上のルールに則り、半年や1年という期間で集計して算出されます。この利益をあげるために、多くの技術者は原価目標が設定され、その目標原価以内で開発や設計をしなければならず、“原価を減らす”ことに注力しがちです。しかし、利益をあげるためにはそれだけではありません。“収益(売上)を増やす”ことでも利益を増やすことができます。技術者は、売れる製品を創ることによって 収益(売上)に貢献することができるのです。

2) CFについて理解する

CF = 得られたお金(キャッシュ・イン) - 使ったお金(キャッシュ・アウト)

CFとは、現金の収支、つまり得られたお金と使ったお金の差額です。実際のお金の流れ(出入り)を表したものになります。利益は、減価償却費など実際にはお金の流れは発生していない費目も計上され計算されされるためCFとは異なってきます。技術者は利益だけでなく、このCFについても理解する必要があります。

    利益思考力で企業業績への貢献

    利益とCFを理解することで、自分の業務をどのようにしていけば会社の業績に貢献できるかがわかるようになり、より広い視野で思考することができるようになります。技術者の仕事は、成果が出るまでに時間がかかるケースがほとんどです。その間はお金が出て行くばかりで、開発した製品が売れない限りは、お金は入ってきません。CF を意識して仕事をすれば、“開発期間の短縮”や“売れる製品を開発すること”がいかに重要かわかるはずです。そのような意識が「利益思考力」となり、会社の業績に貢献できる技術者となります。

    まとめ

    本稿では、「利益思考力」によって技術者の思考をいかに変えるか、その思考を企業業績への貢献にいかに向かわせるかを解説してきました。今や新製品を出せば売れるという時代ではありません。QCDトータルで顧客ニーズにマッチした製品をいかに早く市場に出すかが勝負になります。そのためには、従来からの原価低減だけでは限界があり、研究開発プロセスの効率化や市場ニーズを意識した売れる製品開発など、「利益思考力」を身につけたうえでの業務推進が不可欠になります。


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