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第 4 号 TRIZ の創造理論からの考察( 1 )( 1999 年 4 月)

TRIZ Letter 第 4 号掲載

TRIZ 創造理論からの考察(1)

(学)産業能率大学 経営開発本部 教育・コンサルティング部
主幹研究員 TRIZ スペシャリスト 中村 芳樹

TRIZ を発想の方法という側面から見て、既存の発想技法の代表であるブレインストーミング( BS )法と比較して TRIZ の特徴を浮き上がらせ、TRIZ の理解を深めると共に有効活用の一助にしたい。

BS 法は、誰かが発想したあるアイデアやアイデアに含まれる情報を刺激にして次のアイデアを導こうとする。自由に連想の枠を広げることでアイデアに結びつけようとするわけだ。この自由連想を直感的に行なうことで、アイデアの飛躍や新たな着想点を得ていこうとするのである。従って BS 法は個人的な知識や経験に委ねることになる。
しかし、個人の知識経験には限界があるので、複数のできるだけ専門の異なる人が集まり、自由にアイデアを出し合うことで、知識・経験の幅を広げ、連想拡大の相乗効果を期待するのが BS 法である。

一方、TRIZ(技術矛盾表)は、類比的思考をベースとした方法でアイデアを導こうと試みる。今取り組もうとする問題の解決方法を探るとき、まずその問題と似た過去の問題を特許事例の中から見つけ、その解法を今の問題に適応していく。しかし過去の特許事例は莫大な数に上るので、特許事例を問題のパターン別に分類し、その分類ごとに幾つかの解法を整理しておくわけである。しかも特許事例は他分野の情報も含まれるので、他分野では常識的な解決方法でも自分野で上手く適用できれば新規性のある解法となりえる。

BS 法との大きな違いは、BS 法が過去の知識・経験を個人やグループに委ねるのに対し、TRIZ は人類の知恵の集積である特許事例から得ようとするところにある。問題のパターンは技術的矛盾や物理的矛盾としてとらえ、解法は 40 の発明原理としてリスト化してある。

本要約は、極めて簡単に要約したものですべてをお伝えしていないことをお含みおきください。

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