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  3. DX成功の鍵~役員層の多様な知識要素の重要性~

調査報告書

筆者プロフィール

  • 藤原 隆明(Fujiwara Takaaki)

    藤原 隆明(Fujiwara Takaaki)

    学校法人産業能率大学 総合研究所
    マーケティング部 マーケティングセンター
    プロジェクト・リーダー
    データサイエンティスト

    ※所属・肩書きは掲載当時のものです。

分析の視点 ~DXへの取り組み状況と役員層の知識要素の関係性~

DXを実現するためには、人やITへの投資を前提とした経営戦略の立案や、経営戦略と連動した人材戦略の立案とそれらの実行が求められます。そこで本分析では、『2022年度人的資本経営・DXに関する役員の意識調査』の調査データを解析し、戦略立案の主体となる役員層の「DX」への取り組み状況と、それらに影響を与え得る知識要素を明らかにします。なお、ここでの「DX」の定義は、経済産業省が提唱しているDXの3段階のうち、事業やビジネスの変革にあたる「デジタルトランスフォーメーション」です。

分析の概要 ~分析に用いたデータと分析手法~

本分析では、役員層における様々な知識要素がDXの取り組みにどの程度影響を与えるかを確認しました。説明変数は10種類の知識要素を使用し、目的変数はDX・デジタル化の取り組み状況のうち「経営戦略と連動し、デジタル技術を活用する事業変革に取り組んでいる」を設定しました。分析は、いくつかの機械学習手法で性能を比較し、最も評価指標の数値が高かったサポートベクトルマシンを採用しました。

分析の結果 ~知識要素で最も重要なのはIT・ICT(情報技術・情報通信技術)~

結果、DXへの取り組みには以下の順で重要度が高いことがわかりました。

1位 IT・ICT(情報技術・情報通信技術)
2位 語学(他言語)
3位 リベラルアーツ(哲学・歴史・宗教・音楽など)
4位 芸術・アート
5位 統計学・データサイエンス
6位 マーケティング
7位 人材マネジメント
8位 リーダーシップ
9位 財務・会計
10位 経営戦略

▼本分析結果に基づく考察や詳細などは下記の分析レポートをご参照ください。

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