コンフリクト・マネジメント研修

この研修では、わたしたちの信念やセルフトークが感情や行動に与える影響を理解し、感情コントロールや、コンフリクトの発生要因の分析、Win-Winの合意形成を目指すためのスキルについて学びます。ケース演習やロールプレイを通じて、ビジネス場面でのコンフリクト解消スキルを習得します。
- 実施形態
- 対面・オンライン型
- メンバーが仕事に対する怒りや苛立ちなどの感情を適切に管理できておらず、職場内での対立がエスカレートする場合がある。
- 問題の解決に必要な傾聴や質問のスキルが不足しており、合意形成のための建設的なコミュニケーションを図ることができていない。
- 職場やそのメンバーが、自部門・自部署の目標や利益ばかりを優先して協力しあう姿勢を示さない結果、業務効率や組織全体としての成果が落ち込んでいる。
受講対象層
- 管理者、リーダーとして部下やメンバーと協働したり話し合ったりする機会のある方
研修の概要
わたしたちの行動は、目に見えている世界を自分の中でどう意味づけているのか、という内的な判断に基づいて起こってきます。また、その際、生活の中で起こる不快な出来事や状況よりも、人間誰しもがそれぞれに持っているビリーフ(信念)やセルフトーク(自分への語り)のほうが感情や行動の惹起に影響を及ぼしやすい傾向があります。
したがって、もし他者との間に起こったコンフリクトを解消するには、まずは自身の感情をコントロールすること、次にビリーフやセルフトークにフォーカスしてコンフリクトの発生要因を分析すること、そして問題解決のためにコミュニケーションを図り合意形成を目指すことが有効です。コンフリクトを起こした際に、双方が協働して問題を解決し、双方が満足のいく合意をする統合的な方略である「協調」のアプローチ(Win-Winのアプローチ)をできるだけ意識して実現していく必要があります。
そこで、この研修では、様々なコンフリクト(対立や葛藤)場面におけるケース演習やロールプレイングに取り組むことを通じて、ビジネスの場面で他者との間に発生するコンフリクトを効果的に解消するための具体的なスキルについて学びます。
学習効果・ねらい
- 「怒り」の感情をコントロールし、対立・葛藤を強調的に解決するスキルを習得します。部下やメンバー、部署間の対立の当事者が、相手と協働的・建設的に話し合い、合意形成を得るための考え方とプロセスを学習します。
研修の特色
部下やメンバーとの対立、部署間の対立の当事者である管理者、リーダーが、相手と協働的、建設的な話し合いを行い、合意形成を得るための考え方と実際のプロセスを学習します。
具体的には、1日目は、感情のコントロールやコンフリクトの発生要因の分析に焦点を当てます。また、2日目は、問題解決のためのコミュニケーションスキルや合意形成のプロセスを学びます。
ケース演習と実際の問題を扱った総合演習により、双方が協働して問題を解決し、双方が満足のいく合意をする統合的な方略である「協調」(Win-Winのアプローチ)を実現していくスキルを具体的な方法について学習します。
研修の流れ
日程 | 主な内容 |
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1日目9:00 - 17:00 |
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2日目09:00 - 17:00 |
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- これは標準的な研修の流れです。
- オンライン実施の場合、プログラムの一部が変更になる場合があります。