仮説思考力向上研修

本研修は、複数の情報を組み合わせて新たな仮説を創出する「仮説思考」に取り組むための、情報収集から仮説の精緻化、現場での検証までのプロセスを実践的に学びます。過去の仮説思考の事例紹介やケース演習を通じて、仮説思考の考え方やテクニックの基盤を身につけ、商品開発や業務改善に活かせる仮説思考力と課題解決力を習得します。
- 実施形態
- 対面・オンライン型
- 現場で問題に直面しても、表面的な対応に終始してしまい、真因を特定したり、新たな解決策を検討・提案できる人材がいない。
- 現場の業務改善や人材育成に対する問題意識はあっても、具体的な施策やアクションプランを自ら立案・実行できない。
- 既存の枠組みにとらわれがちで、新しいアイデアを創造的・論理的に考えられず、未来を見据えた企画や戦略提案がなかなか生まれてこない。
受講対象層
- 論理的思考を活かして、職場の問題解決や業務改善、商品開発等に取り組んでいる、幅広い層のビジネスパーソンの方
- 職場の管理構想や課題形成に取り組んでいるマネジャー層の方
- 事業構想や戦略立案に従事する経営人材や、その候補者の方
研修の概要
本研修では、まず、論理学におけるアブダクション(仮説思考)を理論的背景として、人間が仮説を生み出すメカニズムについて理解し、複数の情報を組み合わせて新たな仮説を創出する仮説思考における、情報収集から仮説の精緻化、実践計画、現場検証までのプロセスについて学びます。
具体的には、「新入社員の現状と育成」等のビジネス場面における具体的な仮説思考の事例や、「投資先を考える」「マンション説明会」等の身近なケースを題材とした演習を通じて、仮説思考の定義や仮説発想の代表的な方法について学び、仮説を効率的に生み出すためのテクニックや、それを評価・検証・普及する方法を習得します。
また、参加者が実践的な経験から「高速PDCA」「千思万考」という仮説思考の基盤をしっかりと身につけることで、商品開発や業務改善、人材育成等の実務場面において、バックキャスティングを活用した筋の良い仮説を未来志向で考えられる能力を磨きます。そして、それらの仮説を現場検証によって精緻化していくことで、参加者が自組織や職場の未来を見据えた戦略的な仮説を創造的に発想することができる力を強化します。
学習効果・ねらい
- 情報を収集し、組み合わせることで新たな仮説を創出し、絞り込みや検証を通じて実践的な解決策を導く力を養う
- 演習や具体的なビジネス事例を通じて、業務改善や商品開発、人材育成などの現場の課題に対し、スピーディーかつ論理的・創造的に対応できる力を高める
- バックキャスティングなどの枠組みを活用し、短期的な対応だけでなく、中長期的な視野で、職場や組織の未来を見据えた仮説や施策を発想できる力を身につける
- 現場での仮説の検証や精緻化までを体験的に学ぶことで、現場で求められる「筋の良い仮説」を生み出して、戦略的かつ主体的に課題へ取り組む力を伸ばす
研修の特色
特色①
実際のビジネス場面や身近なケース(例:新入社員育成・投資先選定など)を題材にしながら、仮説思考とはどのようなものかについて理解します。
特色②
複数の情報を組み合わせることで新たな仮説を創出する仮説思考において、情報収集から、仮説の検証・精緻化までのプロセスを体系的に学び、収集した事実情報からざっくりした仮説を見出す「千思万考の世界」や、仮説を検証し精緻化することできっちりとした仮説へとつなげていく「高速PDCAの世界」など、仮説思考の基盤となる考え方を身につけます。
特色③
仮説思考を実務で活かすための実践的な演習を通じて、未来志向で戦略的な解決策を創出する力を重点的に鍛え、仮説思考のプロセスをしっかりと習得することができます。
研修の流れ
日程 | 主な内容 |
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1日目9:00 - 12:00 |
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1日目13:00 - 17:00 |
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- これは標準的な研修の流れです。
- オンライン実施の場合、プログラムの一部が変更になる場合があります。