駐在生活を楽しむ秘訣!~渡米4年間を振り返って~ 【第4回】

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子供の教育 - 補習授業校 -

 前回は平日月曜~金曜まで長男・長女が通う現地校についてお話ししました。今回は海外に住んでいる日本人の子供たちが、その現地校とは別に土曜日に通っている日本の授業を日本語で行う「補習授業校」についてお話ししたいと思います。

 私の住むミシガン州デトロイト圏内に住む日本人の子供たちは、デトロイトりんご会補習授業校(Japanese School of Detroit:1973年創立)に通っています。
現在の生徒数は全米でも3本の指に入る多さで、900人以上が在籍しています。幼稚園の年中から高校3 年生までの子供たちが土曜日9時から15時半ごろまで、日本の子供たちが使用している教科書と同じものを使って授業を受けています。

 年間授業日数は土曜日のみの42日間。運動会もあります。まさに海外にいながら、土曜日だけは日本の学校にいるような錯覚をします。わが子は今、長男 が6年3組で長女が年長らいおん組。クラス名を聞くだけで親の私も安心できるところです(笑)。
 (ちなみに、現地校のクラス名はなく、クラスルーム番号というのが決まっており、長男は#109、長女は#205という感じで全くもって覚えにくいのです・・・。)

デトロイト補習授業校看板

 幼稚園では工作・読み聞かせ・外遊び・誕生会・季節ごとの行事(すいか割り、夏祭り、餅つきなど)がしっかりと行われます。
 小学生以上は1日で6時限の授業が行われますが、主となるのは国語と算数。高学年は社会もあります。毎週最後に1週間分の宿題が出されるので、平日現地校に通う子供たちにとってはプラスアルファになり大変ですが、日本から来たばかりの時は、この学校で日本人のお友達と日本語を思いっきり話すことが日ごろの息抜きのようになっていました。もちろん一番大切なのは、駐在生活を終えて日本に帰国した時に、子供たちがスムーズに日本の学校に馴染めるよう、学習内容や生活習慣などをフォローしているという点です。この学校で入学&卒業式、ひな祭り、子供の日、七夕、運動会など季節の行事などを開催していただくのは親にとっても大変ありがたく、日本文化を忘れずに過ごすことができます。

5月はこいのぼり

5月はこいのぼり

小学校で作った七夕飾り

幼稚園で作った七夕飾り

 また、この補習授業校の最大の特徴は「保護者の協力なしでは成り立たない」ということです。900人以上の子供たちの授業を行うのは主に学校側の教職員ですが、それとは別に保護者で組織化されたものがあります。主に、①父母会執行部、②クラスごとに2名の学級委員、③補習校に企業として加盟しているところから選出された運営委員、の3つの体制です。それらで年度ごとの行事計画、施設&設備、イベント、授業日の校舎内の安全当番、図書室運営などを担当しています。例えば、授業日の駐車場内の安全を保つために誘導するのも、校舎内を見回るのも保護者の担当制、運動会当日テントを立て、会場設営するのも保護者中心、放課後の部活動も保護者のボランティア中心です。なんと、小中高の卒業アルバムもすべて保護者が撮影から校正、配布まで担当しているのです。

~運動会開催のようす~

 私はこの補習授業校に子供を通わせている中で、個人懇談や学級懇談などで先生方とお話ししたり、学級委員を経験したり、いろいろな活動を通し、つくづく、「さすが日本人がつくった組織だ!」と思いました。
 毎週朝早くから弁当を作り、送迎するのは親も大変ですが、私たち夫婦にとっても学ぶことが多く、いい経験になっているのは間違いありません。
 そして最後に、週6日学校に通う子供たちは体力的にも精神的にもきつくなるので、親としてしっかりと家庭内でフォローをし、唯一の休みである日曜日を有意義に過ごせるようにしています。残りの在米期間、補習授業校も家族で楽しんでいくつもりです。

長瀬 幸子


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