駐在生活を楽しむ秘訣!~渡米4年間を振り返って~ 【第2回】

駐在生活を楽しむ秘訣!~渡米4年間を振り返って~ 【第2回】

渡米3カ月後の大失敗

ある日、長男が学校から1枚のプリントを持って帰ってきました。日本と同じように担任の先生からのお知らせなどはメールだけではなく、プリントもあります。毎日のように渡される英語オンリーのプリントを、その日のうちに読むのは、なかなか気が乗らないものです。放置して1週間後に、ようやくまとめて読むということが続いていた、まさに、気の抜けていた頃のことです。

ざっと目を通したところ、どうやら長男が皆の前で本を読み、その場を親が参観できるようなことが書いてある気がしました(あくまで、ざっと目を通した感じです)。
私は下の子二人を連れて見に行くことになるので、彼らがお腹のすく時間や昼寝の時間を避けて見に行きたかったので、「これだけは早く返事をしなくては!」と、その時に限ってすぐに希望日時を書き、翌日長男に持って行かせました。

1週間後、担任の先生から「日にちの希望をありがとう!あなたに会えるのを子供たちは楽しみにしている。」という内容のメモが入っていました。私の希望した日の1週間前です。

    学校からの連絡

    学校から配布されるプリント

    わざわざ丁寧だなと感心したのも束の間、そのメモを見た長男が、「ママ、英語で本なんか皆の前で読めるの?」と一言。嫌な予感が全身を走りました。控えの プリントを保管しているはずもなく、すぐさま同じクラスのママに「ちょっと前に来たプリントで、本を読むような内容のものって、どういう中身だった?」と 確認しました。すると、いやな予感、的中です。子供たちが読むのではなく、親がボランティアとして子供たちに読み聞かせをするという内容の募集だったのです。

    私は正直、英語が苦手です。日本にいる間、トータルで10年弱、普通に勉強してきたはずの英語が、こちらでは全く通じないのです。会話することをあきらめ、ジェスチャーで何とか日常の買物ができるようになったばかりだというのに。
    しかし、担任の先生から、あんなメモをもらってしまっては、今さら断ることもできません。主人に、その日は会社を抜け出して代わりにやってほしいとお願いをしたら、運悪く当日は出張とのこと。「俺もお前が子供たちの前で英語の本を読む姿を見たかった。」と言われる始末です。

    あと1週間。幸いにも土日を挟みます。休日に入り、私は長男を連れて本を購入し、単語の意味を調べ、発音チェック(カタカナを単語の上に小さく記入)、アクセントマークも付けました。自宅で子供たちの前で繰り返されるリハーサルの日々。

    こうして過酷な1週間を乗り切り、当日を迎えました。そして、子供たちの前で3冊、読み切りました!
    その日は夜20時に子供たちと一緒に寝についたのでした。

    現地の小学校

    長男が通っている小学校

    今回の経験で、二度とプリントは適当に読んで返事をしない、ということを学んだのでした。
    今、上の子二人が学校から持って帰ってくるプリント、送られてくるメール、私は誰よりもきちんと読んでいます。

    長瀬 幸子


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