消費生活アドバイザー 2019年度学習のコツまとめvol.3「2次試験対策と小論文突破のポイント」

竹内 夏奈

資格講習会講師が伝える学習方法

消費生活アドバイザー 竹内 夏奈

学校法人産業能率大学総合研究所
資格講習会講師


今年の消費生活アドバイザー試験は、台風の影響で東京や仙台の多くの受験者が11月3日の再試験を受験されたと聞いています。

1次試験の結果通知が届くのは11月中旬ですが、試験実施団体である(一財)日本産業協会のホームページには、1次試験の正答が掲載されています。自己採点をして正解率65%(358点)以上を目安に、2次試験対策に取り組みましょう。

2次試験の概要

2次試験では、午前中に1問1時間の論文を2つ書き、午後に1人10分程度の個別面接があります。

1次試験が終わってから約2か月でこれらの対策を行うには、いかに効率的に学習するかがポイントです。

効率的に論文対策をするなら、添削指導を受けましょう

論文は1次試験と違って自己採点をすることができません。自分では完璧に書いたつもりの論文でも、次のようなことが起こります。


  • 問われていることに適切に答えられていない。
  • 全体の筋が通っていない。
  • 各段落の分量のバランスが悪い。
  • テーマに対する主張が弱い。
  • 科目に応じた書き方になっていない。

このような自分では気づきにくい点も、各団体の通学講座や通信添削を利用すれば的確なアドバイスを受けることができます。

そのほか、周りの消費生活アドバイザーや家族・同僚等に読んでもらうことも有効です。

多くのネタを集めましょう

論文を書く第一歩は頻出テーマを研究し、論文のネタを集めることです。

情報の収集には、インターネットでの検索が欠かせません。検索エンジンでテーマに関するキーワードをいくつか指定してみてください。多くの情報がヒットすると思います。その中から官公庁や企業など信頼できるサイトの情報を収集しましょう。

例えば、消費者庁の消費者白書や日本経済団体連合会の企業行動憲章(実行の手引き)には、論文に活用できるキーワードやセンテンスが多くみつかります。論文を一から自分で書くのは大変なことですが、こうした資料を参考にすることで、消費生活アドバイザーらしい論文のセンスが身につきます。

序論・本論・結論で800字以内にまとめる

ネタを集めたら、実際に論文を書いてみましょう。ただ、いきなり書き始めてはいけません。どのような構成にするのかをしっかり考えることが大切です。問われていることは何かを頭に入れながら、どの段落で、どういった内容を、どのくらい書くのかを検討し、筋の通った文章になるかどうかを確認してから書き始めましょう。その際、構成は「序論・本論・結論」でまとめるのがおすすめです。序論ではテーマの背景などを簡単に説明し、本論で主張を力強く展開します。そして、結論は簡潔に全体をまとめたり、今後の課題を提起したりします。そうすると、全体にバランスのいい論文になるでしょう。

面接の準備も忘れずに

2次試験で忘れてはならないのが面接試験です。多くの方が「消費生活アドバイザーを目指す理由は何ですか?」「資格をどのように生かしたいですか?」といった質問を受けています。こういった質問にご自身の言葉で答えられるでしょうか。「この人には消費生活アドバイザーになって活躍してもらいたい」、そう面接官に感じてもらえるよう入念な準備をし、真摯な態度で臨みましょう。

合格まであと少しです。皆さんの頑張りを応援しています。


この記事は、雑誌「消費と生活11・12月号に掲載されています。( 公式Webサイト )」