通信研修総合ガイド2018
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対象者対象者親しみやすいスポーツ界の事例を通して、リーダーシップを学びたい方職場、チームのメンバーをまとめて仕事の成果を求められている方30半年購読31年間購読B690B7A02か月在籍期間 4か月(在籍期間変更不可)2か月在籍期間 4か月(在籍期間変更不可)19,440円一般受講料 24,840円(再受講不可)25,920円一般受講料 31,320円(再受講不可)受講期間受講期間特 別受講料特 別受講料※申込書には選択コースのコースコード(4桁)とコース名を必ずご記入ください。教材構成・テキスト・・・・・・・1冊・『Number』本誌 半年間・・・・・・・・13冊 1年間・・・・・・・・26冊・別冊・・・・・・・・・・・1冊・学習の進め方・添削・・・・・・・・・・・2回リポートの種類《テキスト誌面イメージ》1819ビジョンと信念第章1「前へ」のスローガンに基づき明治の礎を築いた北島忠治。その人は「オヤジ」と呼ばれた。 本当の父親ではないのにオヤジ。これぞ「昭和」の響きである。 それはそうだ。 明治大学ラグビー部元監督、オヤジこと、北島忠治は、まさに昭和という時代を丸ごとグラウンドの上で生き抜いた。 新潟県の生まれ。大正10年(1921年)に明治大学専門部に入学。相撲部入部。同14年、ラグビー部の「助っ人」に駆り出され、たちまち、この競技に魅せられて転部する。政治経済学部卒業後、法学部に再入学、3年後には主将を務めて、さっそく早稲田大学に初勝利を遂げる。 翌年、すなわち昭和4年にラグビー部監督に就任すると、同年、日本ラグビーのルーツ校である慶応大学からも初の白星を挙げた。つまり最初から強かった。 以来、平成8年(1996年)5月、95歳で死去するまで「終身監督」であり続けた。 長い長い指導者人生においてジャーナリズムは、北島忠治という人物と手がけたチームを以下のように表現してきた。 前へ。頑固一徹。正々堂々。重戦車フォワード。縦へ。まっすぐ。 その通りでもあり、なお、言葉は実相に届き切ってはいない。 勝負にこだわらぬようでいて、実は、おそるべき勝負師には違いなく、時に「理論家」の顔も見せた。若き日、いまの東京・神楽坂を根城に賞金稼ぎの草相撲で鳴らし、喧嘩の相手を神田川へ放り投げたという無頼の硬骨は、しかし古風な親分像とは一線を画し、その本質は自由人であった。 業績と手法を細かく記せば、まさに多面的で複雑な人格も浮かび上がるはずなのだが、ここでは現在に通用する普遍の思考について述べたい。 それは「遅れてきた者の単純化」である。 取材記者として晩年に接したくらいで断定するには勇気を要するが、これが北島ラグビーの核心だと信じている。 明治大学ラグビー部の創部は、大正11年である。始祖である慶応より23年、両雄として日本ラグビーを牽引していく早稲田に比べても4年遅い。 また北島忠治その人が、相撲から転じたので「遅れてきたラグビー人」であった。 北島監督の率いる明治は、たくましいFWによる「押しまくり」に最初から徹した。きわめて明快なイメージである。わかりやすい旗を掲げ、それに合致するだけの才能を集め育てた。簡潔なスタイルが最初からあった。 遅れてきた分、慶応や早稲田には、技術研究と経験では簡単には追いつけない。しかし体力、いまでいうところのパワーとスピードとサイズなら可能である。 戦前の貴重な記録である『日本ラグビー物語』(ベースボール・マガジン社)にこんな記述が見つかる。〈北島が初めて監督になった昭和四年、すでにこれ(註・徹底したFW戦)を目指しての猛練習をやっている。(略)選手の粒を揃えるため、体重二十貫(七十五キロ)以上、走力百メートル十二秒台を基準にして、新部員を物色した〉 当時の慶応と早稲田のスタイルには、さほど大きな差はなかった。どちらもラグビーを球技としてとらえ、7人FWからの展開戦に知恵を絞った。そこへ颯爽と北島メイジは割って入る。あくまでも8人FWによる〈押しまくりの一手で行くのがよいと彼は断じた〉(同)。昭和6年、監督になって3シーズン目に初の全国制覇を遂げた。創部では先んじた早稲田は翌年度が初の日本一だったから、すでに追い抜いたのである。 早稲田のほうが、むしろスタイルの構築では遅れをとった。昭和7年度、先鋭的な理論「ゆさぶり」を打ち立てることになるのは、タテの明治を倒すためであった。 先達の後追いをしない。中途半端ではなく極度に単純化された戦法を貫く。 ここに北島忠治監督の知性は凝縮されている。そして、その知性は、信念と気概によって裏打ちされた。ここが凡百の机上の理論家とは異なるのだ。 なんとしても負けたくない。だから突き詰める。突き詰めるとアイデアがわく。アイデアを勝負の場に投入すると、どんどんシンプルになる。そうでなくては勝てない。 ただし単純化された戦法にあって、選手までが機械の部品になってしまえば、また勝てない。そのことを北島忠治監督はよく知っていた。直接、本人が言うのを、聞いたことがある。「ボールを持った人間がリーダーだ」 北島ラグビーは、試合が始まれば、選手ひとりずつの動きを規制しない。なぜなら、その前に「押しまくり」や「まっすぐ」という絶対の規範があるからだ。 絶対の中での自由。あくまでもボールを持った選手がリーダーなのである。〈結論は、他人の指図でプレーするのはラグビーの本質を逸脱している、といっておきましょう〉(『八幡山春秋』ベースボール・マガジン社) 北島ラグビーとは集団的であって、なのに個性的でもある。自由人が「絶対」を行使する。昭和という時代のすべてを闘争に捧げたオヤジの知の本質だ。海外理論を導入し、早稲田とジャパンを革新した大西之祐。 北島忠治と角突き合わせた早稲田ラグビーの理論的支柱、それが大西鐵之祐である。 計3度、合わせて9年の早稲田監督としてそのつど危機を立て直した。Vision and Belief日本ラグビーに改革をもたらした3人の名将。彼らはいずれも、勝利への執念、人心掌握術、そして何より、人並外れた知性を備えていた。今は亡き彼らが遺した功績に思いを馳せる。藤島大=文text by Dai Fujishima「楕円のインテリジェンス」﹇3人のレジェンド﹈北島忠治大西鐵之祐宿沢広朗Hiroaki Shukuzawa, Tetsunosuke Onishi, Chuji KitajimaNumber 782JULY 2011コースのねらい●スポーツ界における名将たちの考えや行動を通じて、リーダーとしての心構え、コミュニケーション、人の育て方などを具体的に学びます。●さまざまな状況下で結果を出してきた名将たちの言動から、人心掌握の方法を理解するとともに、自らのリーダー行動を見つめ直します。特 色●本誌記事から再編集した「特別編集版」で、名将たちのリーダーシップの本質をつかむとともに、強い組織(チーム)をつくるのための最適な考え方や行動を理解します。●『Number』本誌では、監督・コーチ、トップアスリートたちの勝負にかける想いや結果をもとに、チーム・マネジメントやリーダーシップのあり方を深く掘り下げ、これらを読み解くことで、効果的な人や組織への影響力を学びます。カリキュラムテキスト名将たちのリーダーシップ1 ビジョンと信念2 チーム・マネジメント3 人の育て方4 リーダーの人格力5 伝える力別冊「オシム語録56の教え」元サッカー日本代表監督 イビチャ・オシムの言葉からビジネスにも共通するリーダーとしての哲学を学びます。購読『Number』本誌「半年購読」は半年分13冊、「年間購読」は1年分26冊を、隔週で、(株)文藝春秋から直接お届けします。※教材構成・カリキュラムなどは変更になる場合があります。※このコースは、(株)文藝春秋の出版物を教材として使用しています。※初回には、特別編集版、別冊、リポートセット、学習の進め方をお届けします。※『Number』本誌については、別途、(株)文藝春秋から直接お届けします。初回教材のお届け後、到着まで2週間程度かかる場合もありますので、あらかじめご了承ください。■主な対象者内定者・新人一般・中堅主任・係長課長部長スポーツ界の名将たちの言葉を通して、リーダーシップの本質を考える組織あるところにリーダーあり、それはビジネスだけではなくスポーツも同様です。常に結果を求められるスポーツ界において、結果を出し続ける名将のリーダーシップの中にはビジネスでも、リーダーとしてのあるべき姿のヒントが隠されているのではないでしょうか?このコースでは、数々の名勝負を繰り広げてきたスポーツ界の名将たちの言動から、その背景にあるビジョンや信念、チームづくりに必要な人心掌握術などについて理解し、それらを自職場・組織に置き換えて、状況に応じて最適なリーダーシップを発揮できるための力を養っていきます。30・31コース選択制▶リーダーシップ『Number』で学ぶ名将たちのリーダーシップ(半年購読/年間購読)1980年に創刊以来、一貫してスポーツの持つドラマ性を物語として読者に提供し、選手や監督の魅力だけでなく、スポーツ全体の魅力をグラフィック誌として、社会に提唱し続けています。誌面構成はスポーツライターによる特集記事、インタビュー記事、対談記事、写真特集などが中心となっており、署名原稿がほとんどで、著名なライターの特集記事が掲載されることもあります。サッカー、野球、その他シーズンスポーツの話題以外に「組織論」「監督術」などのビジネス書的な切り口のオリジナル特集を含め、20代から40代半ばのビジネスパーソンに熱い支持を受けているスポーツ情報誌です。『Number』(文藝春秋発行)マネジメント次世代リーダー職 能 別パソコンスキル語  学ビジネス教養資格取得支援資格試験情報ビジネススキルマネジメント(階層別)88

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