セミナーレポート 「オンラインセミナー 働き方改革のためのマネージャー研修 各論編」

セミナーレポート 人気セミナー「オンラインセミナー 働き方改革のためのマネージャー研修 各論編」の内容とは?セミナーレポート 人気セミナー「オンラインセミナー 働き方改革のためのマネージャー研修 各論編」の内容とは?

本学では、ビジネススキル研修として「働き方改革のためのマネージャー研修 各論編」を、オンラインでも開講しています。今回は、実際に行われたオンラインセミナーをレポート!
セミナーがどのように進められるのか、オンラインにおけるPOINT、登壇講師がオンラインセミナーを行う際に意識していることなどをご紹介します。

担当講師

高坂一郎

学校法人産業能率大学 総合研究所 経営管理研究所 研究員
高坂一郎

プロフィールの詳細はこちらから

「(オンラインセミナー)働き方改革のためのマネジャー研修(各論編)」について

コロナウィルス感染拡大の影響で、これまでの仕事の進め方が大きく変わることを余儀なくされています。
人と人との接触を避けるためリモートワークを導入したところもあるでしょう。これまで以上に、メンバーの動きが見えづらい状況の中で、マネジャーはどのように職場マネジメントを進めていけばいいのでしょうか。
職場のマネジメント課題を整理して、実践に向けての方法論を習得します。

セミナー内容のご紹介

このセミナーでは、働き方改革の具体的な方法として、生産性を高める仕事のマネジメントと多様性を高める人のマネジメントをテーマに取り組みます。
コロナ禍の影響で、仕事の進め方を大きく見直す必要に迫られている今、具体的に仕事の内容や分担を見直すチャンスが来ています。具体的にどのように着手するか、課題を整理するための考え方を学びます。

■実際に行われたセミナーをリポート!  

まずは、講師と参加者の自己紹介からスタートします。
自己紹介では、自職場において「働き方改革」とは何をすることかということや研修への期待を話していただきます。

【第1章】仕事の把握

業務の属人化を手がかりに、仕事の把握と分析の意義を理解します。
標準化を行う範囲やタイミングの理解を深めます。
また、仕事の効率化のベースとなる「科学的管理法」の現在の意義を再考します。

【第2章】仕事ビジョン

先行き不透明な環境変化の中で、これからの仕事ビジョンをメンバーと語り合う意義と手法を学びます。
ビジョンを構成するために、過去からの変化を問い直し、未来に向けた仕事のあり方をメンバーとともに共有するアプローチを体験します。

【第3章】人の把握

感情部分を中心に、メンバーの複雑性を把握・理解し、その個性に応じた指導の重要性と方法を学習します。
また、動機づけ理論やキャリア開発のポイントにも理解を深め、中長期的に人材育成に取り組むためのヒントを得ます。

【第4章】チームビジョン

「同居感」をキーワードに、多様な価値観を持つメンバーで構成される職場のチームワークのあり方を学びます。
演習を通じて、「同居感」を醸成するにはどのようにすればよいのかを学びます。

■担当講師に聞く!このセミナーのPOINT

――Q.オンラインセミナーでしたが、登壇された感想はいかがでしょうか?

本コースは多種多様な職場実態を踏まえて、マネジメントの原理原則に則った考え方で職場の改善を学ぶコースなので、講師と受講者の距離感が近い方がいいと考えています。
オンラインでは、この点が実現でき、率直な意見交換に発展できると思います。

――Q.特にオンラインでセミナーを実施する上で、事前に工夫した点や研修中に特に意識した点は?

このオンラインコースでは、時間を短縮して実施するために、演習時間、共有時間の管理が厳しくなります。
この点をスケジューリングしていくことに注力しました。
特に、演習の意味、講師フィードバックの根拠、関連する理論的背景を短い時間でしっかりと伝えることに磨きをかけていきました。

――Q.セミナーをオンラインで実施することのメリットは?

身近な感覚で、職場の問題を体系的に深く掘り下げて検討できる点が最大のメリットです。

仕事がなくなる、先が見えない、テレワークでコミュニケーションが取りにくい、職場の一体感がなくなる、新人を手厚く育てられない、新しい仕事の仕方にしたいが社内の旧来のやり方がかわらない、といったコロナ禍のマネジメント課題を克服し、ニューノーマル下の職場環境を実現しようと模索する我々には、いろいろな想いと、現実の組織の壁があると思います。
この点を打破するきっかけとして、この研修で理論的武装、実践的知恵を持ち帰っていけると思います。

――Q.講師として、このオンラインセミナーのお薦めのポイントは?

以下のような点だと思います。

(1)コロナ禍をきっかけに模索する身近なマネジメント上の悩みを、他者交流を通じて振り返る点。
  (自職場のマネジメント課題の抽出)

(2)振り返った課題を深く分析し、理論的な背景とつなげて解決する糸口を見つけることができる。
  (仕事の把握、仕事ビジョン、メンバー把握、チームビジョンの各セッション)

(3)全体像を理解することで、個々の事象、情報の振り回されることなく、一貫した職場の改善策を検討することができる。
  (職場での実行計画)


ちなみに、別セミナーの総論編では、

・新たな考え方でマネジメントを担うマネジャーに勇気と希望を与えることができる。(総論編、マネジャーの理想の1週間)
・いくつかのマネジメント課題を解決する中で、時代の中で環境変化するマネジャーの機能、マネジメントのあり方の全体像を学ぶことができる。
 (総論編、最終まとめ)

なども扱ってまいります。