人生100年時代の学びを支える通信研修


人生100年。いかに学ぶか

人生80年から100年の時代へ。個人の生き方が変わるとともに、組織もそのあり方の転換期を迎えています。
人生100年時代を生きる私たちが、自分らしく働き、人生をより良いものにしていくためには、どのような学びが必要なのでしょうか。
個人や組織を取り巻く環境変化を整理し、共に成長するための学びについて考えます。

社  会

人口動態の変化

いまから約30年後、日本の平均寿命は男性83歳、女性90歳を超え、まさに「人生100年時代」を迎える見通しです。これは喜ばしいことであると同時に、新たな課題を生み出します。
年金や社会保障に不安が増す中、寿命が延びれば、これまで以上に「長く働く」ことが一般的になるでしょう。
一方、少子化も進行し、生産年齢人口が減少するとともに、高齢者の割合が増えます。
現在すでに始まっている人材の需給ギャップは、今後さらに拡大し、日本の産業競争力の低下や、社会保障への懸念が高まります。こうした状況下では、一人ひとりの生産性向上が求められるのはもちろん、個々人の能力を引き出し、働きがいのある職場・組織づくりが企業に求められます。

個  人

働く人の多様化

社会や環境の変化を受け、働く人の価値観や生活スタイル、働き方の多様化が進みます。女性や高齢者の社会進出がさらに進み、働く人の年齢・国籍・就業形態もより幅広くなるでしょう。環境や社会問題への関心も高くなります。 環境変化が激しく、いつ何時、何があるか分からない状況の中で、キャリアや健康、お金への「備え」の意識が高まると同時に、人とのつながりや、情報や価値を共有することの重要性が増していきます。 人それぞれ幸せの価値の定義は違います。自分自身の「幸せ」の実現に向け、副業・転職も含めて、幅広い選択肢の中から、各人に合った生き方・働き方を模索していく時代です。

組  織

技術革新イノベーション

AI、IoTなどの技術革新は、「第4次産業革命」として、市場や社会システムに大きなインパクトを与えています。ひとつの技術がアドバンテージを保つ期間は短くなり、絶え間ないイノベーションが期待されます。定型的な業務の多くはAI等に代替され、今後は、プロジェクト単位で異分野との協働を通じた新たな価値を生み出す仕事が増えていきます。
また、ICT(情報通信技術)の進展は、働く場所や時間の制約を減らし、働き方の自由度を高めます。組織や国の壁も越えた、様々な相手との協働を可能にします。