【マネジャー育成のポイント】マネジャー育成はマネジャーになる前から始まっている

環境変化が激しく、先⾏きの⾒えない状況の中で、マネジャーが果たすべき役割がさらに重要になってきています。
しかし今後、経済の低迷期しか知らない世代が組織の中核を担い、働き⽅を⾰新しながら、グローバル競争を勝ち抜く強い組織をつくっていかなければなりません。
そのような時代だからこそ、『マネジメントの原理・原則を押さえること』、『マネジャーになる前から段階的に育てること』、そして、『“主体的に学び、成⻑し続ける”習慣をつくること』の3つを意識した教育施策が重要となってきます。

1.マネジメントの原理・原則を押さえる 〜マネジャーの役割〜

マネジャーの役割には⼤きく、「仕事の側⾯(企業目標の達成)」と「⼈の側⾯(組織の活性化)」の2つがあり、それらはさらに、「目標達成のマネジメント」「職場の問題解決」「メンバーの指導・育成」「活⼒ある職場づくり」の4つに細分化されます。
マネジャーは、コミュニケーションを通じて部下や上司をはじめ、さまざまな関係者に働きかけていく(≒リーダーシップを発揮する)必要があります。

2.マネジャーになる前から段階的に育てる

今⽇の状況において、実⼒を備えたマネジャーを安定的に育成していくためには、マネジャーになる前からそれぞれのタイミングにおける適切な育成や⽀援の取り組み(点)をつなぎ、トータルな育成の仕組み(線)を組織的に整備していくことが求められます。

3.“主体的に学び、成⻑し続ける” 習慣を作る
〜フォロー研修や⾃⼰啓発⽀援制度による継続学習のサポート〜

研修事前・事後の課題設計やフォロー研修の実施、さらに各⾃の問題意識に合わせ最適なコースを選べる⾃⼰啓発⽀援制度を整備することで、継続的に、そして主体的に学び、成⻑し続ける習慣をつくり上げていきます。