【事例紹介】アネスト岩⽥株式会社 ⾃律型新⼊社員育成研修

ご担当者・ご参加者インタビュー

ご参加いただいたセミナー:2012年度「⾃律型新⼊社員育成研修」

『セミナーでメンバーからもらった「タイムカプセル」が、モチベーションの下がっていた私を奮い⽴たせる起爆剤になりました。』
アネスト岩⽥株式会社アネスト岩⽥コー ティングサービス株式会社 ⼤⻄ 宙 様

ご参加者インタビュー

― 現在のお仕事は? ―

私の配属されている部署は塗装設備の営業と設計、現場監督、お客様のフォローまでを⼀貫して⾏います。現在の主な仕事は、お客様からのご質問への電話応対、お客様の設備での塗装実験の補助、営業の⽅に同⾏してのお客様訪問です。

― 研修で思い出に残っていることは? ―

やはり演習が⼀番思い出に残っています。
最初のタワービルディングの演習では、グループで⾊々アイデアが出ましたが、収束ができなくて、結局低いタワーになりました。
グループの活動を振り返り、⾃分たちはDoだけで、PlanやSeeが無いことに気づきました。
次の新企画を⽴てる演習ではPDSを意識して取り組むことになって、リーダーやタイムキーパーの役割を決め、成果の⽅向性や目標を決め、時間を区切って進めました。

― 仕事で活かされていることは? ―

この研修では(研修から)3ヵ⽉経って、研修のグループメンバーから書いてもらった「タイムカプセル」を開封することで、「あのときの仲間からメッセージが送られて」きます。
開けてみると「熱⼼なところが良い」というメッセージをみなさんからいただいていました。
その頃、仕事に⾯⽩みを⾒い出せなくて、少しモチベーションが下がっていました。
「熱⼼さ、今の⾃分に⽋けてる…」と思って、研修時の⾃分を思い出して頑張ろうと決めました。
グループメンバーにメールをして、今の状況を報告しあいました。業界は違いますが、前向きに仕事に取り組んでいるメンバーの様⼦がわかり⼤変刺激になりました。

― 仕事における“当たり前”とは? ―

まずは、お⾦をもらっている以上は⼀⽣懸命やるということです。
例えば、電話応対では電話がワンコール鳴ったら⾃分がとるようにしています。
実験では塗料を調合することがありますが、その際に⼩数下⼀桁くらいの誤差(±1グラム)なら構わないと⾔われていますが、私はとことん誤差を無くすことにこだわっています。
それから、複数で仕事を⾏っているので、できるだけ笑顔を絶やさずに楽しく仕事をするようにしています。

研修企画ご担当者様インタビュー

では、研修のご担当者でいらっしゃる、アネスト岩⽥株式会社 管理部 ⼈事グループのマネジャー、柴⽥昌亮様にお話を伺います。

― 新⼊社員研修の全体像と今回研修の位置づけについて教えてください ―

今年は4⽉から8⽉までの4ヶ⽉間新⼊社員研修を実施しました。
そのうち3ヶ⽉間は実習で全員秋⽥⼯場と福島⼯場に⾏きました。1ヶ⽉間は座学を含めて基礎研修としました。
今回はあるべき⼈材像の⼀つ“⾃⽴した⼈材であれ”を目標として、産能マネジメントスクールさんの研修を活⽤しました。他社の⼈たちと触れ合う、交流が⼀つの目的でした。
他社の参加者とコミュニケーションをとることによって、⾃分がどういう新⼊社員なのか⾒つめる、⾃分たちに⾜りないこと、あるいは他社の参加者と⾃分たちの⼼構えの違いといったことに⾃分で気づいてほしかったんです。
新⼊社員には、産能セミナールームに⾏ったら「他社の⼈に挨拶をして、アネスト岩⽥を代表して情報収集してきなさい」と伝えていました。

― 基礎研修の内容についてお聞かせください ―

基礎研修は最初の1週間⼈事が担当します。
その後、2⽇間産能マネジメントスクールさんの研修に参加しました。
翌⽇から各職場の説明会を実施しました。それが終わってから、先ほどもお話をしました3ヶ⽉間の実習となります。
実習から戻ってくると今度はグローバル研修を実施しました。グローバルマインドの育成のための講習会、ビジネス英会話、ビジネスマナー、電話応対を英語で⾏います、その他各部署から海外勤務経験者に集まってもらって、1〜2時間話の講義とTOEIC対策の研修です。
最後にフォローアップ研修を修了して仮配属ということになっています。
それからは現場に配属されてOJTという流れです。

― 求める⼈材像と研修の内容は合いましたか? ―

今、求める⼈材像として掲げているのは“イノベーターであれ”“⾃⽴した⼈材であれ”“どこでも通⽤する専門性を磨け”“それと“世界を舞台に活躍しろ”という4つです。
今回の研修は“⾃⽴した⼈材であれ”に合っています。
普及担当のお勧めもあり、他社の⽅もいらっしゃり、交流もできるということで今回の研修に決めました。

― 他社との交流にこだわられた理由は何ですか? ―

今回、新⼊社員教育では初めて異業種交流を実施しました。
異業種交流にこだわったのは、他社を知らないと⽐べることがなくなってしまうからです。
例えば、当社が⽢いのか厳しいのかを知ることができません。ましてや、同じ年代の⼈たちがどういう考えで仕事をしているのかを知ることはもっと⼤切です。そのようなことは、社内で研修を実施しても社員同⼠では話ができません。
その効果もあって、研修報告会では他社の参加者の話題が出て「あの⼈はすごかった」という感想がありました。“すごい⼈がいる”ってことが分かることがすごいと思います。そこに気づいたということは、1つそこで勉強ができたということです。
その他の感想としては、「どんな仕事でもPDCAをまわすことを意識しなくてはならない」というものが多かったです。
ちなみにPDCAは新⼊社員研修で私も教えたことなんですが私の研修のことではなく、産能さんのセミナーのことが話題になっていました。やはり教え⽅が違うんですかね(笑)