振り返りと実務への橋渡し

学びを振り返る機会づくり

受講者に学びを振り返ってもらう機会を設けましょう。共に学んだ同僚や、メンター、マネジャーと対話する機会をもつことをおすすめします。

学びを振り返る意義

本人 ●自分の仕事とのつながりを改めて認識し、実務によりスムーズに生かせる
●学びの振り返りは、その後のキャリアや学びを考える足がかりとなる
周囲のメンバー ●他者の学びの経験やその結果に触れることが、よい刺激となる
●同じことを学んだ者同士で対話することで、協調学習が促進される
メンター
マネジャー
●メンバーと対話する手がかり、共に成長を考える手がかりとなる
●課や部門内でのメンバーの最適な配置、活動を考慮する材料となる

振り返る場・機会づくり

グループ受講のメンバーやペア受講した仲間と、学んだ内容や感想を話し合う時間を設ける
メンターやマネジャー(上司)と話す機会を設ける(目標面談場面などで話すよう、人材育成部門からすすめる)
実務の中で実践する機会や、学習内容を発表する機会を設ける
同僚と、互いに学んだ内容や感想を共有する場面を設ける(ワールドカフェ方式など、メンバーの交流を兼ねた会にするのもよい)
振り返り活動は、受講者当人の「自信」と「満足感」に加えて、職場の中で仕事や人の交流を生むことにも役立ちます。

担当者側での振り返り

担当部門(人材育成部門、育成を実施した部門)の運営活動についての振り返りを行います。
良かった点、次回以降へ向けての要改善点を考えましょう。

通信研修の受講状況、募集状況、学習状況を確認する <自己啓発型>の場合

  • 受講率(実際の受講者数÷社内で受講資格のあるメンバーの人数)を算出する
  • 修了率(修了者数÷実際の受講者数)を算出する
  • コース別の受講者数を確認する
  • どのようなコースが受講者に選ばれているか確認する など

プロセス & 内容の評価 <指名受講型><自己啓発型>共通

  • アンケートを実施する(満足度/感想や要改善点)
  • アンケート結果を人材育成部門でレビューする/社内で共有する
  • 運営に関わったメンバーで振り返りを行う
  • アンケート結果と振り返りの内容を基に、以降(次年度)の活動を計画する など

次期学習計画策定(継続学習の支援)

産能大は、下記のようなケースを想定したコースのご紹介から、組織のニーズ(経営課題、人材育成、人材活用、風土づくり、人事制度と連動した教育 など)に応じた学びの計画立案まで、トータルにお手伝いします。
産能大ではほかにも集合研修、公開セミナー、アセスメント、コンサルティング、オーダーメイドでのソリューション提供も承っておりますので、よろしければご相談ください。