英語を話せるようになりたい人のための処方箋 【第2回】

英語を話せるようになりたい人のための処方箋【第2回】

英語を話せるようになりたい人のためのTOEICスコア別 処方箋 (1) 
TOEIC初級者 TOEICスコア400未満

会社で仕方なくTOEICは受けているものの、スコアは芳しくない、何度か受けていてもスコアがそれほど上がらない、そのような人は、基礎からしっかり学び直しが必要です。

この段階で焦って、TOEIC対策本をいくらやっても空回りをするだけです。

英語を話せるようになりたい人のための処方箋【第2回】


ひと昔前なら「中学の教科書をやり直しなさい!」というところですが、現在は基礎からのやり直しのニーズが認められたため、書店には大人向けの中学英語やり直し本がいくつか並べられています。

中学初級レベル、英検でいえば5級から4級レベルのものですが、ぜひそれを1冊やってみてください。

    初級文法は土台部分です。おろそかにはできません。基本的な文法、語順、語彙をしっかり身につけましょう。
    CDやダウンロード版の音源があれば、それを大いに活用し、まずは聞いて、同じように言えるまで何度も繰り返しましょう。基本的な英語をしっかり音読して体で覚えてしまうことが大切です。
    三単現(三人称単数現在形)のs、進行形のbe動詞+〜ingなど、頭ではルールとして知っていても、be動詞+動詞の原形は間違いとわかっている人は意外に少ないものです。
    そうしたあり得ない組み合わせを直感的に不自然だと思えるようになるためには、音読による反復練習が一番ですが、応用として基本文の主語をどんどん変えて口に出して言ってみることをおすすめします。
    簡単な例ですが、I go to work. →He を主語にして、He goes to work. I am going to work. →He is going to work. 動詞の過去形もHe goes to work. →He went to work yesterday.とどんどん言い換えていき、反射的に言えるようにすることです。
    同じような方法で、否定文や疑問文も自然に言えるようにします。基本的な英文は、文法に神経を使わずに表現できるようにすることが重要です。

    日頃から英語を声に出すことは会話の基礎をつくります。声に出す練習もしないで、いきなり話せるようになることは絶対にありません。
    基本的な表現が無意識に頭の中で処理されれば、内容に集中して話せるようになります。

    基本的な文法の復習が一通り終わって、TOEICの教材を使いたくなったら、まずPart 1の写真描写問題から始めましょう。問題を解く前に写真を見て何をやっているかを想像してみましょう。

    次に問題を解いたら、答え合わせをしつつ、全文の書き取りをします。それを解答文と比べてください。Part 1の英文は今誰が何をしているか、どういう状態なのかを描写していますので、基本的に過去形は出てきません。
    be動詞の現在形あるいは進行形を使った描写が多いのです。全文の書き取りをやると、正確な発音を認識していない、語尾が聞き取れない、弱く言われているところが聞き取れない、音がつながっているところが聞き取れない、語彙表現を知らないために聞き取れないなど、自分の弱点が見えてきます。

    今度はCDの後について声に出します。音がつながっているから聞き取れない例として、in front ofがあります。学習者はin / front / ofと3語で認識していることが多いのですが、実際はひとかたまりで聞こえてきます。
    そうしたものも自分で書き取って答えを合わせ、自分で発音をして体感してください。それぞれの文は正解文だけでなく、日本語から英語が言えるようにしましょう。記憶の定着のためには書くことも必要です。
    今後注目されるであろうTOEIC S/W(Speaking / Writing )テストでは写真の描写も出題されます。せっかくやり直すのであれば、ここで表現もできるようにしておくことが得策です。

      (学校法人産業能率大学 経営学部 准教授 大橋 眞紀子)


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