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今人気の“女子DIY”!DIYアドバイザーの資格って??

今人気の“女子DIY(ドウ・イット・ユアセルフ)”! 自分のものは自分で好きなように作るのがおしゃれな時代・・ そのコツをつかめるDIYアドバイザーの資格って??


自らの手で快適空間を創造する」という意味を持つDIY。

その資格として注目されているDIYアドバイザーは、若い女性たちにも人気です。オリジナルの棚づくりから始まり、家を丸ごと自分流に作り変えるコツも教えてもらえるDIYアドバイザー。

今回は、DIYアドバイザーとしてご活躍の女性、嶋崎さんと玉井さんの二人にインタビューしました。

  • 嶋崎さん インテリアコーディネーターの資格もお持ちで、プチリフォームが得意です。実は第二電気工事士の資格も持っています!
  • 玉井さん ハレルヤ工房主宰者。骨董品や古着を使ったリメイクを得意としてスタイリングもこなします。収納アドバイザーでもあります!

まずは、この資格との出会いを教えていただけますか?

— 嶋崎さん
出会いは10年前になります。建築の仕事をしていて現場に行く度に「自分でもできたらいいな・・」と常々思っていました。その後仕事を辞めて、職業訓練校のDIYアドバイザー科というところに通い、「未知の扉」を開けてもらったのです。

未知の扉とは?

— 嶋崎さん
もともとモノを作ることは好きだったのですよ。インテリアコーディネーターの資格も持っていましたから、自己流で色々やっていたのですが、釘を打つ場合で も材料にあった釘を使うというコツを教えてもらいました。作り終えたものを比べると、本当に違っていて、それは「腕ではなく道具の使いこなし方なのだ」なって教えてもらえました。

女性の場合、力や技術がないから上手に出来ないと思いがちですが、実は道具との相性が分かっていないから出来ないケースも多いということですか?

— 嶋崎さん
はい、そうです。原因はほとんどがそれかも知れない(笑)。間違った道具とのマッチングはかなりあるので、DIYで学ぶことは大きいと思います。

— 玉井さん
仕事をするにあたり、ハローワークにいったら、この資格を紹介されました。もともと作るのが好きだったので気軽に選んでみたら、今まで知りたかったことを全部学べました。

例えば?

— 玉井さん
ねじなどの道具の使い方に始まり、のこぎりをまっすぐ切る方法や家の構造も。4畳半の家をかんなで削って柱を組み立ていくやり方まで教わりました!壁紙の張り方、電気配線、水道、エクステリア、園芸・・。

確かに範囲が広いですね?

— 玉井さん
すごく広い(笑)。自転車や車のメンテナンスや、エクセル集計もやるのですよ。

その結果、玉井さんは一軒の家を自分で改装されたのですよね?

— 玉井さん
はい!自分でやると気兼ねなくできるので、楽しみながらできますよ。途中で変更できるし、イメージどおりに出来るし、予算も安く済むし・・。

— 嶋崎さん
失敗しても自分でやると許せるし、何度でも変更できる!「やっぱりこっちがいい!」って思うこと結構ありますでしょう。私ってそういうタイプで、そんな女性には向いているとつくづく思いますよ~

DIYって細かい作業が好きな人に向いているように思えますが?

— 嶋崎さん
いえいえ(笑)、私たち二人とも、かなりいい加減ですよ(笑)

— 玉井さん
細かい作業が好きな人はそれなりに、そうでない人は、そうでないなりに作れます(笑)

それは有り難いですね(笑)気軽さと便利さと感性が混ざってくるのがDIYですね?

— 玉井さん
主婦の場合「料理の延長上にDIYが存在している」と思っていいのではないかしら。例えば、キッチンは作る過程も楽しく便利にするために、テーブル周りは料理を美味しく見せるために。

— 嶋崎さん
知人が「地震で壁に亀裂が入った」って言うので行ってみたら、実は壁ではなく壁紙によりが出来ただけだった。壁の構造などを知っていると大掛かりな修理を考えないで済みますね。

DIYを学べば、かなり経費削減ができそうですね。

— 玉井さん
「トイレの水がちょろちょろ漏れる」って場合も、DIYを学べばどこを調整すれば良いかがわかり、節水を考えて水量も調節できますよ。

— 嶋崎さん
家の構造を知らない人って意外と多いと思います。例えば壁に釘を打った時、壁がやわらかくって、結構ズブズブ、ゆるゆるに釘が入ってしまったことってありません?

あります! しかも何度も!!

— 玉井さん
誰でも経験があると思います。実は家の構造上、壁の柱と柱の間隔は決まっているのですよ。

それって?

(二人そろって)455~!

— 嶋崎さん
芯から芯まで455ミリなんです!2×4とか輸入住宅は違ってきますが、それを知っていれば、間違いなく柱への釘打ちが出来るので、ズブズブ、ユルユルになることもないですよ(笑)

— 玉井さん
芯を確認できる針のような道具もあります。それで確認すれば、より便利!さらに壁の材質が木なのか石膏ボードなのかを確認したい場合は、コンセントカバー を外して、穴から中をのぞくだけで大丈夫ですよ。こんなちょっとしたコツを知っていると失敗なく、楽しみながら模様替えができるようになりますよ。

ところで、DIYアドバイザー試験について伺います。試験は難しいですか?

— 玉井さん
好きな人はスポンジが水を吸い込むように知識を吸収して、楽しみながら出来ると思います。通信講座をやっていれば、そこから出題される問題が多いので近道だと思います。でも、洗剤や接着剤は難しかったなあ・・。

— 嶋崎さん
私は水道関係が苦手、壁紙ペンキは得意でした!試験には筆記と実技があって、実技は日本DIY・HC協会の講習会で学ぶと楽しいかも知れません。私は、一畳ほど の床のタイル張りをグループで行ったり、際の処理などを学んで、まさに日本の職人技をならった感じでした。

本試験では、そこまでやらないけれど、そんなと きにはどんな道具を使うのかが試験される。確か、使用する釘を選んで、「すのこ」を作ったりしたこともあると聞きました。

話題のエコ対策として、安くて簡単にできる暖房対策はあります?

— 嶋崎さん
窓サッシからの冷気対策が一番ですよね。窓枠に簡単に貼れるテープが売られています。

— 玉井さん
販の暖かいひざ掛けをカーテンに使ったり、ライトも暖かい電球色のものを低めに取り付けたりすると暖かいですよね。

今後の展望をお聞かせください。

— 嶋崎さん
被災地にお邪魔したいと思っています。仮説住宅では収納不足だと思います。でも大工さんにお願いするほどではないと思っている方に、手軽に棚を作って差し上げたいです。壁も無機質だと思うので、そこにベニヤを1枚貼って、その方の好みに応じた明るい色にして、フックなども付けて差し上げたい。壁の一角が明るく便利になるだけで、きっと部屋全体の雰囲気が変わってくると思うんです。衝立代わりにもできる。少しでも暮らしやすく、そして楽しんでいただければと 思っています。

— 玉井さん
生活に「もうちょっとあると楽しい」「これは便利!」と思えるものをもっと考えて、そのアイデアを多くの方々に普及していきたいと思っています。ハレルヤ工房も日々進化させていきたいですね。

本日は楽しくて貴重なお話をいただきどうも有難うございました。

今回の取材の模様を動画でお届けします!

DIYアドバイザー 特集

公開日:2018年09月06日(木)