私たちは、病気やケガをしたとき、保険証を持って病院や医院に行き治療を受けます。このときの医療費は一部を本人が支払い、残りを保険者(医療保険の運営団体)が支払います。
病院・医院は、毎日の窓口会計とともに、月1回、保険者に医療費の一部を請求します。診療報酬の点数を算定し、レセプト(診療報酬明細書)を作成して保険者に請求する仕事、これが医療保険事務なのです。
医療保険事務は、カルテを正しく読み取り、速やかに窓口会計やレセプトの作成を行わなければなりません。従来は、医師や看護婦が行っていましたが、医療体制の複雑化や医療保険請求事務の増加により、医療保険事務の専門スタッフを置くようになりました。今では病院・医院には医療保険事務の専門スタッフがなくてはならない存在となっています。 |