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資格の鉄人:第 28 回 資格の勉強は暗記と理解、どちらが大切?

いよいよ、4月ですね。「学び」の季節がやってきました。4月になると、大学などの学校が始まります。また、社会人向けには、資格取得に向けた資格の講座も開講します。産業能率大学では、大学、短大に加え、社会人向けの通信講座も行っています。
この季節、胸を踊らせながら資格への挑戦を始める方も多いでしょう。すると、どんな資格がいいか(資格の選択)、どうすれば早く合格できるか(勉強法の検討)、取得後は資格をどう活かすか(資格の活用法)などが問題になります。

    資格コンサルタント 高島 徹治氏

    資格コンサルタント 高島 徹治氏

    1年後の学力は?

    このコラムでは、その何れについても書いてきましたが、今回は勉強法のことに触れてみます。実は、私事で恐縮ながら、4月から資格取得の勉強を始める方のために、産業能率大学出版部から「資格勉強法~短期間で“即合格”をめざす~」を、上梓しました。内容は多岐にわたりますが、その中から、もっともエッセンスとなる記載を紹介してみます。

    「資格の勉強には、暗記が大切か、理解が大切か」それが、テーマです。
    あなたは、どう思われますか。実は、多くの方が、勉強には暗記が大切だと考えているのですが、私は、その考え方には猛然と反対しています。「なによりも理解が大切」「記憶や、まして暗記はその次の次」というのが私の主張です(記憶と暗記は違う、というのも私の主張の一つです)。私の勉強法に関する本は、すべてこの考え方で貫かれています。

    さて、前掲書では、その説を裏付けるような、貴重な調査デ-タを紹介してみました。
    その調査とは、大学入試センター研究開発部の平直樹助手(当時、現東北大学倉本直樹准教授)が担当したもの。84年度から91年度の8年間にわたり、毎年約200人の大学1年生に大学入試センター試験を受けてもらい、その成績を、本番試験だった1年前の記録と比べたのです。
    その結果、1年間で押し並べて学力は低下するものの、その度合いは、科目によってかなりのバラツキがあることがわかりました。

    社会と理科は大幅下落!

    調査は、統計学の手法として、極端にできる人、極端にできない人を除いて、集団の中央に位置する人についてみています。
    その結果、1年間の学力変化が、もっとも少なかったのは英語です。百人が受験した場合に置き換えて順位をみてみると、英語の場合、順位は2.3番下がっただけ、あまり変化がありませんでした。国語、数学も同様で、国語の場合は3.0番、数学は4.4番下がっただけです。

    一方、大幅に下がったのは、社会と理科です。社会は13.8番、理科は12.6番も順位を下げました。どうしてでしょう?
    その理由は、社会、理科は一般に「暗記科目」とみられており、実際、暗記を中心に勉強する人が多いからだと考えられます。勉強方法も、「理解」したり、「わかった」りするのではなく、ただやみくもに暗記してその場をしのぐ人が目立つのが、この両科目ではないでしょうか。

    これを顕著に拡大したのが、次の調査です。それは、社会、理科の成績の変化を、文系、理系別にわけて調べたものです。
    たとえば、理系学生の社会の成績についてみてみると、1年前に比べ世界史ではなんと32.7番、日本史でも26.5番も低下しています。いちばん変化の少なかった現代社会では、11.3番の低下に留まりました。

    苦手な科目は暗記頼り

    では、文系学生の社会の成績低下の度合いは、どのくらいでしょう。もっとも落ち込みが大きいのは、世界史ですが、こちらでも13.1番の低下にとどまっています。倫理・政経では、わずか2.9 番ほど、低下しただけです。

    このように、社会の成績は、理系では落ち込みが激しく、文系ではそれに比べて緩やかという違いが表れました。
    一方、理科について、文系の学生と理系の学生を比べると、逆の結果となります。つまり、文系の落ち込みが激しく、理系では緩やかになるのです。

    この調査から読み取れることは、一般に苦手な科目については、理解してから覚えようとする人が少ないのではないか、ということです。苦手なので、理解するのがなかなか難しい。そこで、「えい、面倒だ。とにかく暗記してしまえ」となるのではないでしょうか。
    ところが、そういう付け焼刃の方法が功を奏するのは、ほんのわずかな期間だけ。のどもとを過ぎれば、きれいさっぱり忘れてしまうということです。

    ですから、もしあなたが、資格取得を長期の職業人生にわたるキャリア・アップのためと位置づけるのなら、暗記で合格してもほとんど意味をもちません。1年後にきれいさっぱり忘れてしまうのですから。
    それよりも、じっくりと理解すれば、それが長期記憶としても残存することが可能になり、長期間の職業人生に資するものとなってくれるのです。

    前掲の拙著には、そうした考察や、具体的な合格のためのノウハウがたくさん述べられています。資格取得のために参考にしていただければ幸いです。


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