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資格の鉄人:第 25 回 【続】「What」から「How」へ、発想の転換を

いまの経済状況を乗り越えるために資格を活用する場合、「What」よりも「How」が大事だということを、前回述べました。
「What」とは、どんな資格が(「何」と「何」の資格が)不況に強いか、ということです。一方、「How」は、取得した資格を「どう」使っていくのが不況を乗り切るのに有効か、ということです。

資格を目指す多くの人は、この「What」に関心を注ぎますが、私は、取った資格を「どのように利用していくか」という「How」のほうが大事だと考えています。
そのことを、社会保険労務士を例に考えてみましょう。

    資格コンサルタント 高島 徹治氏

    資格コンサルタント 高島 徹治氏

    社会保険労務士はみな成功?

    社会保険労務士(以下社労士と短縮します)は、現在7万人前後が受験する人気の国家資格です。雇用、労働、年金、社会保障など、いま人々がもっとも関心を寄せている事柄を扱う資格ですから、当然のことでしょう。
    では、この資格を取得した人が、みな成功しているでしょうか。残念なことに、現実はそうではありません。厳しい勉強を経て資格は取ったけれど、活かす道もなく、潜在的なキャリアとして眠らせている人もいます。
    また、思い切って独立開業はしたものの、顧問先顧客を開拓できず、開店閉業状態の人もいます。さらには、独立開業する目当てのない場合は、先輩の事務所に勤務して“サラリー社労士”の立場に甘んじている人もいます。

    資格を目指した当初は、もっと華やかな活躍を夢見ていたのに違いありません。では、どこが問題だったのでしょう。それこそ、資格をどう活かすかという「How」の視点が欠けていたことが原因だと、私は思います。

    独占業務以外で高収入

    資格のガイドブックをみると、社会保険労務士法にもとづいて、社労士の仕事には、1号から3号までの職務があると書いてあります。1号は、申請書類等の作成や、行政機関への提出代行の業務、2号は、1号より高度の帳簿や書類の作成業務、3号は、労務管理や社会保険に係わる相談業務となっています。
    1号と2号の手続き業務は、社労士の独占業務ですが、3号は、社労士の資格がなくてもできる非独占業務です。ではさぞかし、社労士は独占業務で稼いているのだろうと思うでしょうが、実は逆なのです。
    1号と2号の手続き業務で稼いでいる事務所は、まれです。収入の多い事務所は、3号の相談業務や、あるいはそれ以外の、社会保険労務士法には規定のない独自の分野を開拓して高収入を得ているのです。

    ともあれ、定型にとらわれずに、どう活かすかという斬新な発想に基づいた事業の展開が必要なのです。成功している社労士事務所の具体例を、簡単に紹介してみましょう。

    社労士事務所の成功例

    関東近県のKさんの事務所では、安全衛生分野を主力業務として成功しています。一般に、社労士は、文系の人が多く、技術系には弱いものです。でも、Kさんはもともと工学部の出身で、工場での生産ラインを統括した経験もあります。
    そうしたことが口コミでも伝わり、安全衛生分野の仕事が広い地域の企業から依頼されるようになった、といいます。
    ここ数年は、ISO14000(環境)関連 の審査員資格を取り、その相談業務を企業化し成功しています。

    Kさんの場合、自分の専攻分野が偶然役にたった面もあるかもしれません。しかし、特別にそういう事情がなくても、自分で頭を巡らし、独自の分野を見つけ出して設定し、そこに特化して成功している方も少なくありません。

    たとえば、顧問先を業種でしぼって成功しているHさんは、その一人。目をつけたのはパチンコ関連業界です。一時、成長産業としてマスコミでも喧伝されたこの業界に、いち早く目をつけたのが成功のもとです。
    この業界は、人の出入りが多く、社保事務所やハローワークへの手続き業務もひんぱんです。そのうえ、急に成長した分野ですから、そうした事務系に詳しい人材も少ないものです。それだけに、専門知識を備えた社労士は、文字どおり「先生」として厚遇される場合が多いといいます。

    社労士は、健康保険から労災保険、厚生年金保険など、公的な保険を守備範囲としています。しかし、依頼先の企業からみると、公的な保険も、民間の保険も、保険であることには変わりがありません。
    そこで、その垣根を取り払い、「総合的な保険業務を扱う事務所」として成功したのが、東京のMさんの事務所と名古屋のSさんの事務所です。いまでは、保険の延長としてFP業務にまで、守備範囲を広げているようです。

    これらの他にも、労働組合の役員をつとめた経験を活かして、労務管理や講演活動で大忙しの東京のWさんの事務所やAさんの事務所。年金を専門に勉強して、年金関連の著書を5冊上梓し、“年金のプロ”として大活躍のHさんのような例もあります。

    最後に、社労士試験の受験参考書を数多く出し、資格予備校の講義もあって、席を温める暇もない社労士のMさんは、ある雑誌の「社労士開業への道」という記事で、こんなことを言っています。

    「社労士開業の成功の道は、1号、2号、3号業務にとらわれないで、自分独自の“4号業務”を開発していくことです」と。“4号業務”―――実際の社会保険労務士法には、こういう意味での4号規定はないのですが、要は私と同じく、いかに活かすか、「How」の視点が大切だということを述べておられるのです。

    以上は、社労士の場合を例にとって説明しましたが、他の資格でも事情はまったく同じです。


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