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資格の鉄人:第 13 回 資格依存症になっていませんか?

「資格って本当に役に立つの?」

資格を目指す人誰もが、必ず一度は聞いてみたい質問・・・それが、これではないでしょうか。おそらく、このサイトを開いてくださった皆さんも、潜在的には100人が100人、この質問を胸に秘めているはずです。
ところが、私のように資格の評論・解説などに携わっていて、いちばん答えにくい質問も、これなのです。なぜ、答えにくいのか。その大きな部分は、「役に立つ」という言葉が何を指しているのか、不明な要素を含んでいることです。この言葉に託される意味は、人さまざまで、広い範囲にわたっています。
私としては、ひとまずこのように、質問をかわすことはできます。しかし、正直言って、これはいくぶん逃げ気味です。たしかに、人によって言葉の意味は多様ですが、多くの人が聞きたがっている真意は、私には分かっているからです。

    資格コンサルタント 高島 徹治氏

    資格コンサルタント 高島 徹治氏

    「資格を取れば、人生が変わりますか」
    「何か、とてつもなくおいしい話がありますか」
    「嫌な上司に顔を合わせずにすみ、自分で独立できますか」
    「ケチでつまらない今の会社から、もっと楽しい会社に転職できますか」
    「就職戦線をなんなく突破することができますか」
    など、など。

    「役に立つ」という平凡な言葉の奥には、そうした切実な、いくつもの願望が宿っているようです。まぁ、ここまではいいのです。人間なら誰もが、こんな夢を描きがちですし、それはとくに間違ったことでもありませんから。
    ただ、問題は、こうした願いには、往々にして一つの絶対的な前提を考えていることです。それが、「資格を取りさえすれば」「あとは、さしたる努力もしないで」という前提です。
    多くの人々が資格に求めるものは、現在の逆境から脱出するための“魔法の杖”であり、“打ち出の小槌”であり、孫悟空の“金の如意棒”のようです。

    「資格は、ほんとうに役に立つの?」という質問に、こうしたことが前提とされているなら、私は躊躇などしないで、即座に答えることができます。

    「資格は、決して役に立ちませんよ」と。

    実は、この願望の前提に、問題があるのです。
    そう、「資格を取りさえすれば」「あとは、さしたる努力もしないで」・・・。

    こんな虫のいいことが、熾烈な競争を強制されている今の社会で、存在し得るでしょうか。
    はっきりいって「ノー」ですね。こういう考え方でいると、せっかく苦労をして取った資格も、逆に生きてこなくなるのです。
    にもかかわらず、資格に対して、“魔法の杖”や“打ち出の小槌”や孫悟空の“金の如意棒”などの役割を求めている人は、得てしてこういう前提としがちなことも事実です。

    私は、こういう症状を、“資格依存シンドローム(症候群)”と名づけました。ひところほどではないにしても、資格を取ろうとするかなりの人に、この症状が見られることは事実です。学生にも、転職志望のOLにも、リストラを恐れる中高年の方にも・・・。
    そこで、今回は、あなたがこの病いに冒されていないかどうか、チェックリストを提供してみます。これによって、ご自分のメンタルな状態を判断する材料にしてください。

    (1)資格を取るということは、合格が大事なことで、その後のことは自ずから結果がついてくる、と思っている。
    (2)取得資格を履歴書に書けば、面接担当者は大いに関心を示すはずだ、と思っている。
    (3)自分は難しい資格試験に合格したのだから、優秀な人材だと思っている。
    (4)一つの資格でだめなら、二つ、三つと資格の数を増やせばよいと思っている。
    (5)資格の授業と残業が重なったときは、自己啓発のためだから授業を優先してもよい、と思っている。


    さて、あなたは、この5つのうち、いくつ該当しましたか。2つ以上該当したなら、もうりっぱな資格依存症患者で、治療が必要です。
    はっきりいって、この5つはすべて考え方が間違っています。
    どこが違うのでしょう。

    今回は、とくに1と2について、解説を付してみましょう。

    1について。
    たしかに資格を取ることも大変ですが、これは終着点ではありません。あくまでも、資格を生かすというビジネス(仕事)に踏み出す、新たなる第一歩に過ぎないのです。
    資格を取るまでは、主に頭を使います。取ってからは、事業が立ち上がるわけですから、営業に始まり、知的サービスの提供、経理・財務の処理、とオールランドの能力が求められます。「取る」のと「生かす」、この二つは、ちょっと違った種類の能力なのです。
    いってみれば、トライアスロンという競技で、自転車が終わったら、マラソンが始まるようなもの。「取る」だけで終わったと思うのは、とんでもない誤りなのです。
    転職に生かす場合でも、同様のことがいえます。取った資格が、自分にとってどんなに素晴らしい能力開花につながっているのかを、面接者にアピールできなければ、資格は何の効用も発揮してくれません。

    2について。
    資格についての評価は、相手の会社の社風と、面接者の個性によって、さまざまに分かれます。したがって、履歴書に記載するだけで万事がOKになることなどあり得ません。人によっては、資格になど一顧だにしない担当者もいます。
    ですから、こちらからアピールする必要があるのです。ただし、取ったという事実を強調するだけでは、「なんだ、この人。資格オタクなのか」と思われるのがオチ。時には、逆効果にさえなりかねません。
    では、どうすればよいのでしょう。
    資格取得の過程で学んだことと、その会社を志望する動機を関係づけて説明するのがいいのです。そして、もっとも大切なことは、その知識が入社してからいか に役に立つかを、説得することです。会社が求めているのは、資格を持っている“人材”ではありません。取った資格を縦横無尽に活用し、会社の業績向上に寄 与してくれる“人財”なのです。


    追記 前回の勉強法の中で言及した7月刊の拙著のタイトルは、『もっと効率的に勉強する技術!』(すばる舎)となりました。高島式勉強法をやさしく解説したものです。勉強法に興味のある方は、参照してみてください。


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