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「書くこと」から始める英語学習のすすめ

「書くこと」から始める英語学習のすすめ

私たち日本人は英語を「書く」ことを習っていません。「英作文」と呼ばれているのは、短文の和文英訳です。話すのと違い、書かかれたものは、間違いや稚拙さが明確に現れるので、英語を教える教師も、論文を書く学者も躊躇します。 しかし、いま私たち日本人に求められているのは、自分の意見を英語で伝え、海外に向けて情報発信する力です。国際会議においても、相手の理解も大事ですが、こちらの意見を述べ、相手を説得することがより重要になっています。それには、英語を書く力が求められます。

「書く」ことが「話す」ことに通じる

英文を読むより、書くほうが難しいと多くの人が信じています。しかし、2万語も知っていて、こなれた表現法を使うネイティブが書いたものを理解するのと、自分の頭の中にある言いたいことを自分の知っている単語を使って、シンプルな構造の英語で表現することを比べれば、後者が断然有利なことは明らかです。
頭の中のメッセージ(イメージ)を表現するには、それを口に伝えるか、指に伝えるかです。

「書く」と「話す」は脳からの同じ信号回路

「話す」と「書く」とは、伝達回路は同じでも、発音の問題と瞬時に表現しなければならない「話す」のほうがはるかに面倒です。
実用性の面からいって、「話す」ことが大事だと思う人がほとんどですが、英語社会の中にいる場合はとにかく、日本国内で生活していて英語を話す機会はほとんどありません。しかし、書くことであれば、インターネットの時代、メールなど外国人とのコミュニケーションにいつでも使えます。今日、コミュニケーションの主体は、電話からメールに代わりました。とりわけビジネスにおいて、海外とのやりとりはメールが主役になっています。

話す英語は、英語が間違っていても、証拠が残りません。相手は、下手な英語だなと思っても、意味が通じればそれでよしとします。英会話の教師は、間違いを恐れず勇気を出して話しなさいと教えますが、ビジネスの場合、ブロークンイングリッシュでは相手から低く見られる恐れがあります。地位相応の品格が必要です。世界の指導者が集まる場所で、非英語圏の要人が話す英語は流暢ではないし、発音もお国なまりですが、文法的に間違いのない、きちんとした英語を話しているのが印象的です。文法的に正いいということは、意味が正確に伝わることなのです。
正しい英語を話せるようになるには、「書く」ことから始めるのがいちばんです。書いたものは、自分で間違いに気づくし、会話と違い、教師も添削指導がしやすいメリットがあります。書くことが正しく話すことにつながるのです。

ますます高まる「書く」ことの重要性

もし中学生の頃から、英語を書くことから始めていたら、ずいぶんと日本人の英語力は違っていたでしょう。明治以来、英語学習は西洋文明知識を理解し、摂取することに主目的がありました。それには原書講読が不可欠でした。戦後、会話が必要な時代になりましたが、戦前の英語教育の重鎮が教育界を支配しており、会話中心の英語教育が浸透するのに30年を要しました。英文学者が出題する大学入試が大きな壁になっていました。   
近年になってようやく英語教育に話すこと・聞くこと、いわゆる英会話がコミュニケーションの手段として重要だと認識されるようになりました。アメリカで第二言語指導法を学んできた若い教師たちがいま英語教育の中心にいます。
しかし、インターネットは、新しい時代を生み出しています。ビジネスの現場では、メールを中心に、「話す」よりも「書く」ことが重要になっています。日々の生活の中でも、若い人たちは、電話よりもメールを好んで使っています。時差もあり、費用の点からも海外との交信は、メールが圧倒的に有利です。メールであれば、正確に内容が伝わる利点があります。
外国人との交渉では、相手を説得することが何より重要です。優越感を誇示する欧米人、自己主張の強い新興国の人たちを相手に意見を述べ、賛同させる技を磨くことはグローバル人材教育では教えません。彼らが理解しやすいロジックが必要になります。これは英語教育では教えません。

英語を書く練習に自動翻訳ツールが役立つ

では、どのようにして「英語を書くこと」を教えることができるでしょうか。英文を読むのは、文法の知識と辞書で何とかなりますが、書くこと(話すことも同じ)を教える確固たる方法論はないのです。教師にとっては英文の間違いを直すのは苦労なものです。英文和訳は直訳でも意味は通じますが(単語の意味を間違えなければ)、和文英訳はそうはいきません。英語と日本語では、主語が必ず要るとか、未来形にしないといけないなど、文章構造があまりに違いすぎます。
英語を書く練習によく勧められるのが、英語で日記をつけることですが、これは日本語でさえなかなか続けられるものではありませんし、それに内容が単調になりがちです。それなら、日常、仕事などで出しているメールの1つを毎日英語にしてみるのがベストです。英文のツイターを発信すれば、外国人からフォロアーのコメントが届くに違いありません。これがコミュニケーションです。英語で話す相手を見つけるのは大変ですが、メールであればグローバルに誰にでも送ることができます。
日本人の英語が上達しないのは、日常、英語を使う機会がないからです。

とはいえ、英文を書くにはかなりの英語力が必要です。片言英語を話すことすらままならないのに、英文を書くなんてムリムリと言われるに違いありません。毎日1つ実際に出すメールを英語にするにしても、手も足もでないではないかと叱られそうです。
そこで登場するのが、自動翻訳を支援ツールとして使うというアイデアです。コンピュータが英訳してくれるのだから、誰だって英語を書けるでしょう。ところが、現在ある自動翻訳ソフトは、和文英訳の場合4割近くの誤訳率で、正直、実用にはなりません。このことは、ほとんどの人が経験ずみです。
そこで工夫です。英訳する日本語を英語的な構造の日本語「中間日本語」直しておけば、語訳率は5%以下にきるのです。「中間日本語」とは、英語的構造の日本語、コンピュータが直訳してほぼ正しい英語になるような日本語です。

「中間日本語」の例

例をお見せしましょう。自動翻訳はいずれもYahoo!が提供している無料の翻訳ソフト(エンジンはクロスランゲージ社)を使いました。

原文

昨日のミーティングで、次回は私が当番で話をすることに決まりましたが、どのようなテーマがよいか、迷っています。ご関心のあるテーマがありましたら、教えていただけませんか?

これをそのまま自動翻訳させると、ずいぶんひどい英語になります。

In the yesterday's meeting, the next time was fixed at my talking in a turn, but what kind of theme is good or hesITates. If there is a theme wITh the interest, would you tell me?

受講生に、この原文を中間日本語に直して、自動翻訳したのが次の文例です。これでもまだ誤訳がありますね。

受講生A

私が次回のミーティングでスピーチすることが、昨日のミーティングで決まりました。私はどのようなテーマについてスピーチするか決めることができません。あなたの興味のあるテーマを教えてください。

IT was decided that I gave a speech in a next meeting in the yesterday's
meeting. I cannot decide what kind of theme I give a speech about.
Please tell me the theme wITh your interest.

模範的中間日本語

昨日のミーティングにおいて、次回のミーティングの話者として順番で私が指名された。私は何について話すべきか。私は迷っている。あなたが興味を持つかもしれない話題は何か。私はあなたにあなたのアドバイスを感謝するだろう。

In the yesterday's meeting, I was appointed wITh a turn as a speaker of the next meeting. What should ITalk about? I am at a loss. What is the topic that you may be interested in? I will thank for your advice to you.

【注意】
中間日本語で表現できないものがあります。冠詞と単数複数の区別、そして動詞の完了形、前置詞の間違いです。
コンピュータが訳した英文をチェックする際に、こうした文法的な誤りのほか、できるだけ自然な英語になるよう手を入れます。

At the yesterday’s meeting, I was appointed as a speaker of the next meeting in my turn. I’m wondering what I should talk about. Do you have any topic that you may be interested in? I will appreciate your advice.

英語的な構造を持つ日本語「中間日本語」を書くことが学習の訓練になります。上級者が実際に英文を書く際にもこれが役立ちます。和文英訳するよりも、コンピュータが打ち出した英文を直すほうがずっとストレスが小さく、生産性が上がるからです。

コンピュータが訳した英語をチェックするといっても、それを直すだけの英語力がない場合はどうするのだとよく尋ねられます。一般に、人が書いたものの間違いは目につきやすいものです。訳された英文の中身は自分が言いたかったことなのだからよくわかっています。中間日本語は、短文だし、わかりやすく表現されていますから、英語としても簡単です。
知らない単語があれば、英和辞典で調べます。コンピュータが選んだ単語はベストとは言えないものがあります。もっと適切なものがないかどうかも和英辞典でチェックします。これは、英文解釈で出てくる知らない英単語の意味を調べて覚えるよりも、ずっとやさしいし、興味がわくものです。
コンピュータが訳した英語の間違いを探すことが英語力をつけるのに大きな効果をもたらします。また、人からきた英文メールを読むことで、読解力がつくだけでなく、なるほどこういう言い方があったのだというヒントになります。メールに書かれた英語は、ほとんど話すのと同じですから、会話力もつきます。

日本語でできる「英語脳」の訓練

日本語発想のメッセージをいくら正確な英語に訳しても、相手に理解されない恐れがあります。英語にする前に、英語的思考あるいは表現形式の中間日本語に直しておけば、単に文章の構造だけでなく、発想や論の展開も英語的にアレンジすること可能になるのです。
これは、相当に英語に熟達してからでないとつくられない「英語脳」を日本語の訓練でできるのです。初心者の頃から英語脳をつくっておけば、英語の進歩はずっと早くなります。

図

EUでは、参加国の各国語が公用語になっており、その翻訳や通訳に膨大な費用がかかっています。予算削減の解決策として、話者は英語で話すことを義務づけました。発言者の英語は各国語に翻訳してもらえます。この方式により、費用は半減したそうです。おそらくこれが今後の国際会議の標準になるでしょう。そうなれば、英語を聞いて理解するよりも、書くことのほうが大事になります。書ければ話せるのです(書かれた原稿を読む手もある)。
慣れれば、会議の席上で、質問する内容をすばやく中間日本語で書き、それを自動翻訳させて、読みながら質問し意見を述べるという早業も若い人たちならできるでしょう。

英文を書く力がビジネスでは欠かせないものに

中間日本語を書く技術を覚えることは、日本語を英語にするだけでなく、多言語に翻訳する場合にも役立ちます。最初に英語の原型をつくり、それを各国語に自動翻訳するのです。海外で勤務される方々が、日本経済や会社の政策や方針などをレポートにして、それを英語などに翻訳して地元の関係者に配布すれば、大いに信用が高まるでしょう。
昨今は、IT技術者もアジアをはじめ世界を相手にビジネスをする時代になっています。相手先とのやりとりはメールが中心になります。しっかりとした英文を書く力が求められているのです。
これから定年退職する多くの方が、新たな就職先を探されることになります。そのとき、英文メールが書く能力があることを示せば、有利であるに違いありません。グローバリゼーションの波は、中小企業にも及び、海外とのコミュニケーションが不可欠になってきているからです。
TOEICの点数が800点だと言っても、その試験には「書くこと」「話すこと」の問題は入っていませんから、メールやレポートを英語で書けるとは限らないのです。

これから先、ビジネスに携わる人たちの3分の1が、「英語はできますか?」と尋ねられたとき、「英文メールなら書くことができます」と答えるようになる日を夢見ています。自動翻訳を使うのなら、誰でもできるわけです。中間日本語の書き方を身につければいいのです。これは、経験上、1日のワークショップと、数回の添削指導でマスターできます(なかなか奥深いものですが)。それが自信となって、もっと英語を勉強してみようということにつながります。部屋に和英辞典を置いておくことを勧めします。ふとこの日本語は英語でどういうのだろうと思ったら、すぐに調べるのです。英単語を覚えるよりも、はるかに記憶しやすいはずです。英語がカタカナ日本語として定着する土壌ができているのですから。

平田 周
ユニバーサルコンテント株式会社/アジア太平洋機械翻訳協会会員

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