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執筆者の声 『変革期におけるマネジメントの教科書』

今年1月に産業能率大学出版部より“SANNOマネジメントコンセプトシリーズ”として発刊された『変革期におけるマネジメントの教科書』

本書 は、本学総合研究所に所属する3名の実務家によって書き下ろされました。長年にわたって培われた経験知と現場で起きている現象や声をもとに、マネジメント の定石と新しい潮流も踏まえた、まさに“教科書”的な一冊です。執筆陣に本書に至るまでの背景やエピソードを聞きました。

    産業能率大学 総合研究所 マネジメント研究プロジェクト 編著

    執筆陣紹介

    経営管理研究所 主席研究員 矢部 則之

    矢部 則之

    学校法人産業能率大学 総合研究所 経営管理研究所 主席研究員
    マネジメントソリューションセンター所属 総合研究所教授

      経営管理研究所 主幹研究員 高坂 一郎

      高坂 一郎

      学校法人産業能率大学 総合研究所 経営管理研究所 主幹研究員
      人事ソリューションセンター所属

        リサーチ&アセスメントセンター センター長 梅沢 幸宏

        梅沢 幸宏

        学校法人産業能率大学 総合研究所 経営管理研究所
        リサーチ&アセスメントセンター センター長

          本書の特徴やセールスポイントは何ですか?

          矢部:
          私は、2つポイントがあると思っています。
          1つ目は、“マネジメント・プロセス全体”を分かりやすく示した上で、マネジャーとしての人間的魅力を引き出すための経験づくりを意図している点です。ミドルマネジャー向けの本は、全体の活動プロセスを示したものが意外と少ないんです。最近はコーチングだとか問題解決とか、トピックス的なテーマのものはたくさんあるんですよね。本書では全体像を分かりやすく示したつもりです。
          そして2つ目は、職場というチームに“新しいエネルギー”を創り出すマネジメントにも言及している点です。メンバーへの関わり、個人単位での動機付けや育成から一歩進めて、職場集団としての開発も視野に入れています。


          高坂:
          各章には、読者の皆さんの職場でもよくありがちな“リアル”な事例を紹介しています。
          その事例の登場人物を自分自身や部下に置き換えながら、楽しく“マネジメント”について学んでもらえるよう工夫したつもりです。あまり敷居を高くしないで、いつも皆さんが体験したことをアタマに浮かべながら読みすすめてもらいたいですね。我々3名、“楽しく学ぶ”をモットーに本のコンセプトを作ってきましたから。


          梅沢:
          高坂さんの言うとおり、読んでいてワクワクするような記述を心がけていましたね。
          それと、実際のマネジメントに携わっている人たちが共感できるような内容にしたかったので、現役マネジャーの方にインタビューを行い、生の声を掲載したり、事例として紹介しています。そういう意味では、理論書を読むよりも、すんなり読めるのではないでしょうか。

          今、インタビューのお話が出ましたが、30人の現役マネジャーを対象にインタビューを実施されたそうですね。その中で印象に残った点は何ですか?

          梅沢:
          30人の方に概ね共通して言えることは、まず基本的に私利私欲で動いていないという点ですね。
          自分のためではないマネジメントをやっている。それからもう一つが、非常に部下と対等であるという意識を持っています。自分はたまたまマネジメントをコントロールする役割を担っているけれども、メンバーと共に職場を構成し、共に同じ目標に向かっている。そんな認識を強く持っていますね。業界や業種は違っていても、そのような姿勢をお持ちの方がマネジャーに選ばれているようです。

          メンバーにとっては、身近な存在のマネジャー像ですね。

          梅沢:
          そうなんです。特別な存在ではない。どちらかというと“普通”の人なんですよね。むしろ、目立たず淡々と仕事をこなす、けれども、なぜか周りから信頼されている・・・。そんな感じの方が多かったです。常に普通なので、メンバーとも“人”として対等でいられるのでしょう。

          興味深い点ですね。
          さて、それでは執筆時の苦労話があれば聞かせてください。

          矢部:
          産能大のマネジメントについてまとめようとすると、やはりマネジメントの構想部分がどうしても重たくなってしまって。今の世の中のように、あいまいで変化に富んでいる時ほど、マネジャーの役割が問われます。我々が伝えたい内容も多くなる。ですから、書籍の全体構成を勘案した上で文章を削ぎ落としていく作業に意外と骨が折れましたね。

          書籍のセールスポイントである“事例”についてですが、とてもリアルに場面設定がされていたようですが。

          高坂:
          私自身が、もともと普通の企業で、普通のマネジャーとして勤めていました。その頃を思い出しながら書いていましたね。
          また執筆者3人で、詳細に場面設定をして、登場人物を考え、話をしながら作っていきました。それが結構楽しかったですよね。


          矢部:
          あのときは楽しかったよね。


          梅沢:
          僕は結構、苦労しましたねぇ~。3人とも書き方が全然違うので。まずボリューム感が違うんですよ。同じ章立てで分担すると、矢部さんも高坂さんも30枚ずつくらい書いてくる。僕は5枚くらいしか書かなくて・・・。合わせるのが大変でしたね。

          執筆の構想から原稿として完成するまでどのくらいの期間かかりましたか?

          矢部:
          1年くらいですね。


          高坂:
          昨年の秋くらいが一番佳境でした。秋は研修シーズンなので、研修が終わった後、寝る間を削って書いていましたよね。


          梅沢:
          平日は3人揃わなかったので、ほぼ毎週土曜日に集まっていましたね。

          書籍のⅡ部では“職場エネルギー”の重要性について書かれています。
          この部分を中心に研修プログラムの開発を行っていますが、新しいマネジメント研修のポイントを一言ずつもらって、締めくくりたいと思います。

          高坂:
          組織を取り巻く環境は非常に苛酷で、日本経済全体に停滞感が漂っています。私が支援している企業の皆さんも疲れているんですよね。
          ただ、人間には無限の可能性があることも、私自身実感しています。自分自身で頑張れる、発揮できるエネルギーと、他の人との絆や助け合いから生まれるエネルギー。その2つのエネルギーを出して、今の現状を皆で乗り切れるといいなあと、日本のビジネスパーソンに希望を与えられる研修を目指しています。


          矢部:
          組織や職場って、もともと一人では何もできない。人が集まるから何かを成すことができる。人がいるから自分の立ち位置や役割を確認したり、磨きあったり。
          当たり前のことではあるけれど、今一度、職場の機能を再確認、再発見できるような研修の場を作っていきたいですね。


          梅沢:
          研修の構造としては、理論系ではないので、日常マネジメントをやっている人が集まって、自分たちの悩みをぶつけて一緒に悩んで、最後にはやる気になって職場に戻ってもらう・・・。
          「俺にも出来そうだ。」「なんとかやってみよう。」という気になっていただければいいですね。

          楽しみですね。ありがとうございました。

          (左から)高坂一郎研究員、矢部則之研究員、梅沢幸宏センター長

          (左から)高坂一郎研究員、矢部則之研究員、梅沢幸宏センター長

          2011年8月
          インタビュアー:高橋 輝子
          (総合研究所 事業推進課)

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          関連情報

          変革期におけるマネジメントの教科書
          編著者:(学)産業能率大学総合研究所マネジメント研究プロジェクト編著
          サイズ:A5  ページ数:260頁
          価格:2,700 円(8%税込み)
          2011年1月刊
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