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研修効果(教育効果)測定

人材開発システムの効果を測定する

企業経営において成果・業績を上げる事が求められる現代においては、人材開発活動においても、活動の結果を説明する責任(アカウンタビリティ)が求められてきています。
ここでは、カークパトリックが提唱した考え方を活用した企業や組織内における研修効果(教育効果)測定の枠組みをご説明します。

人事教育部門の役割とカークパトリックの理論

人材開発の効果を明らかにする必要性

内外環境の変化に伴って、組織は日々変化を求められています。
そうした組織全体の変化に伴い、組織内組織である部門や課なども大きな変革が求められています。とりわけ、人材開発部門に求められる役割は次の3つの視点から捉えることができるでしょう。

(1)戦略的な活動による成果創出
組織に対しても、個人に対しても、成果の創出という役割を求める組織が多くなっています。人材開発においても、戦略性をもった活 動によって成果を創出する活動が求められています。

(2)戦略的かつ専門集団としての期待
単なる施策の運用だけではなく、人材開発部門の専門的能力を最大限に活用した人材開発課題の解決を期待されるようになってきました。

(3)アカウンタビリティの必要性
人材開発活動を実行した後、その成果を説明する責任の必要性が高まってきています。

したがって、人材開発部門は、人材に関わる説明を行う責任や、さらなる人材の成果向上に向けた変革のために、自ら行っている人材開発活動の効果を明らかにする必要があるのです。

人材開発活動の効果測定~カークパトリックの理論~

人材開発の活動を把握し、その効果を明らかにする必要性は、これまでも組織の中に存在していました。それに伴い、人材開発の効果を把握するための考え方はこれまでにもいくつか提案されてきました。

人材開発の効果を把握するための考え方の中で最も有名なものが、カークパトリック氏(Kirkpatrick, D. L.) による研修の効果測定の考え方でしょう。彼によれば、研修の効果を把握するにはレベルが4段階あり、高いレベルの効果測定ほど対象となる研修の数は絞られてくるということです。

カークパトリックによる研修効果測定の4段階

Kirkpatrick,D.L. “Techniques for evaluating training programs,” Evaluating Training Programs. Alexandria, VA, American Society for Training and Development, 1975,pp.1-1

産業能率大学が考える研修効果(教育効果)測定の枠組み

研修効果測定の3つのステージ

人材開発の諸施策は、「研修計画にしたがって実施する個別の研修」から教育体系を含む「人材開発活動全体」、さらに広範囲に及ぶ「人材開発システム全体」といった個別(ミクロ)から全体(マクロ)に及ぶ3つのステージで捉えることができます。

したがって、効果の測定にも、この個別(ミクロ)から全体(マクロ)の視点まで、3つのステージが存在しています。個々の研修コースの効果、人事教育部門の活動、人材開発システムの効果、それぞれステージに合った効果測定をおこなう必要があります。

人材開発のフレームワーク

ステージ1 研修の評価

ステージ1における効果測定の観点は2つあります。

ひとつは、「研修や教育自体がその目標を達成できたかどうか」ということです。それを測定することによって、受講者に対する直接的な研修の効果を把握できます。研修目標は研修によって異なりますが、大きく分けると、「受講者の知識の習得」、「受講者の行動(意識・態度)の変容」があります。それぞれの研修が何をねらいとしているのかを明らかにした上で、その研修に合った効果測定を実施する必要があります。

そしてもうひとつは、「研修や教育の目標の達成によって、結果として生じるであろうと期待していた事象が、本当に組織内で生じたかどうか」ということです。多くの場合、受講者には、研修で学んだことを仕事に活かすことによって、組織の成果へ貢献することが期待されています。研修が受講者の仕事を通じて、組織にどの程度影響を与えたのかを測定することは、様々な要因が複雑に絡み合っているため、難しいことです。しかし、いくつかの代理指標を用いて、効果を捉えることができます。

ステージ2 人材開発活動の評価

人材開発部門は、人材開発活動を通じて、以下のような組織内ニーズに応えていく必要があります。

・戦略の立案および組織内への浸透
・ラインのパフォーマンスの向上
・将来に向けた個人の活躍可能性の向上
・組織の革新や学習の促進
・人事諸制度の定着と浸透

ステージ2では、人材開発部門の活動がこれらのニーズを満たすものになっているかどうか、また、今後どのような活動が期待されているかを評価し、自社の教育体系や人材育成施策の改善に向けた重点課題を洗い出します。

ステージ3 人材開発システムの評価

自律的な個人の育成のための人材開発は以下の3つの視点から捉えることができます。

(1)人材開発部門による学習支援活動
(2)職場の学習支援
(3)個人の自律的学習

この3つの視点において人材開発システムが適切に機能しているか評価します。

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教育研修の担当者が知っておくべき人材開発システムや、研修効果を測定するための枠組みとその具体的な方法を理解します。


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