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第 21 号 TRIZ 再考~創造技法としての TRIZ( 2005 年 3 月)

TRIZ Letter 第 21 号掲載

学校法人産業能率大学 総合研究所 教授
TRIZスペシャリスト 澤口 学

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    1.はじめに
    今回は従来の TRIZ レターとは趣を変えて、個々の TRIZ 手法の紹介やその適用事例ではなく、今まで紹介してきた数多くの TRIZ 手法が MOT ( Management Of Technology :技術経営)分野でどの程度効果的で役立つのか、その可能性について考察してみたい。そこで、実際に TRIZ 手法を MOT 教育のコア講座(科目)の一つとして取り入れてきた企業事例( JR 東日本建設工事部門)を紹介しながら、今後の TRIZ 手法の MOT 分野での可能性を探ることにしたいと思う。
    なお、今回提案する MOT 教育は、社会人対象の専門職大学院(例えば本学の MBA コース)のプログラムとしても有効であるとは思うが、あくまでも企業単位で社内展開する MOT 教育を前提に設計したものである。

    2. MOT 教育とは
    今回紹介する JR 東日本の事例は、その対象部門が一般の製造業(例えば自動車業界や電機・精密機械業界など)の R&D 部門ではなく建設工事部門である。対象となるメンバーも土木工学系を中心に建築工学や電機・通信工学系の仕事を生業にしている技術系総合職であり、「未来の建設工事のビジョンが描ける能力と同時に事業の収支性も洞察できる能力」が要求されている。
    これから紹介する MOT 教育の展開事例は、広く一般製造業のモノづくりに関わる技術者は言うに及ばず、情報サービス系のコトづくりの技術者(システムエンジニアやカスタマー・エンジニア)にも有効な MOT 教育になるはずである。したがって、JR東日本で展開する MOT 教育については、可能な限り一般化して紹介することにしたい。
    最初に MOT 教育を展開する企業の目的と、その各キーワードの意味について整理してみよう。

    < 2-1.MOT教育を推進する目的>
    MOT 教育の目的は、将来の企業の

    1 )経営基盤を強化するために、自社と関連企業の技術力を結集し、その技術力を核(コア)としながら、
    2 )多様な新プロジェクトを
    3 )インキュベートし、さらにそれを
    4 )遂行する能力を要する技術系社員を養成することである。

    < 2-2. MOT 教育推進のキーワード>

    1 )経営基盤の強化
    社会に効用(顧客の満足する製品・サービス(モノやコト)を提供し、その見返りに利益を確保して、企業として強固な財務体質を構築していく。その大前提は、社会と共生して社会に貢献していくことである。
    2 )多様な新プロジェクト
    従来型プロジェクト以外のプロジェクトであり、自社にはなかったようなプロジェクトが多く含まれる。“新規事業の魁”となるような事業であり、ハード領域(モノ)に関わらずソフト領域(コト)のプロジェクトも想定できる。
    3 )インキュベート
    インキュベート( incubate )という言葉は、「(計画・考えなどを)生み出す」といった意味であるが、自社の将来を支える多様な事業すなわちプロジェクトの種(シーズ)を見つけ出し、プロジェクトとして企画・立案し、それを育てていこうという“スピリッツ”でもあり、能力でもある。
    4 )遂行する能力
    立ち上がったプロジェクトを実施していく能力のことであり、強い意思とともに統率力もプロジェクト・リーダーには要求される。

    筆者はこの 4 つのキーワードの中でもとりわけ、“インキュベート”を MOT 教育の中核をなす言葉として据えている。インキュベータとしての技術者には革新的なプロジェクトを立ち上げるに相応しい「創造力(クリエーション)」が要求されることになるし、事業化も想定して、経営の安定化(収益)に直結する「計数感覚」の学習も欠かせない。

    3.MOT教育に必要な各種プログラム(講座)
    < 3-1.>
    MOT 教育の対象者に要求される能力をあげると以下のとおりであり、本 MOT 教育で取り上げる領域は 2 )と 3 )が対応している。

    1)固有技術力:鉄道土木、軌道、構造解析、信号・通信、システム開発、建築工学、橋梁土木など
    2)MOT 領域(管理技術能力):
    分析:リスク分析力、市場分析力、財務分析力など。
    総合化:未来予測力、創造力、構想化力など= TRIZ 関連
    評価:意思決定力、経営分析力、リスク管理力など
    3 )HRM 領域(人的資源管理):交渉力、統率力など
    MOT領域の総合化( Synthesis )段階の「未来予測力」、「創造力」、「構想化力」などがTRIZ分野で対応することになる。

    < 3-2.>
    インキュベータが備えるべき能力は、ヒューマンスキル+問題解決力=真の意思決定力(広義)であり、習得すべき内容は次のとおりである。
    1 )財務分析力、2)社会/技術トレンド把握力、3 )市場分析力、4 )リスク分析力、5 )ブレーク・スルー、6 )未来予測力、7 )意志決定力、8 )リスク管理能力、9 )経営分析力、10 )プロジェクトマネジメント
    各々の手法は、複数の講座(プログラム)へ参加することでマスターしてもらうことになる。いずれの講座も座学よりも、実務に根ざしたケーススタディによる演習にウエイトをおいており、Learn by Doing (体得)をモット-にしている。
    学習すべき手法の中で、斜体文字で示した「社会/技術トレンド把握力」「リスク分析力」「ブレーク・スルー」「未来予測力」「リスク管理能力」が TRIZ 関連分野の手法である。習得手法の半数( 10 分の 5 )が TRIZ 関連の内容になっている。したがって、TRIZ は本 MOT 教育の中核をなす手法になっていることがわかるだろう。

    TRIZ 関連の各手法と開催講座は、次のように対応している。

    • 社会/技術トレンド把握力、未来予測力→ STM-DE( Fun-Method )講座
    • ブレーク・スルー→クラシカル TRIZ 講座
    • リスク分析力、リスク管理能力→逆転思考によるリスク管理講座

    TRIZ 関連の手法について補足説明をすると、STM-DE は TRIZ の技術進化のパターンを活用して次世代商品(事業)の未来シナリオを作成する手法( TRIZ レター No.17 参照)であり、逆転思考によるリスク管理は、アドバンス TRIZ 手法の一つである AFD ( TRIZ レター No.13 参照)を参考にして筆者が中心になり開発したユニークなリスク管理手法(TRIZレター No.19 参照)である。
    さらに最終会合では、それまでに各種講座で学習してきた手法を活用して、インキュベータとして将来の JR 東日本の新規プロジェクト創造に絡んだ総合演習を行い、MOT 教育の“卒論”として扱っている。

    4.まとめ
    本論文で紹介した一連の MOT 教育プログラムには、通常の MOT (専門職大学院など)で取り上げるであろう R & D 部門に関わる技術戦略等の手法や考え方は組み入れてはいない。しかし、実務的側面からある程度即効性を求めるのであれば、今回紹介した MOT 教育プログラムでも十分にインキュベータとしての能力アップに貢献するコンテンツであると考えている。したがって、筆者は TRIZ 関連手法に対して、 MOT 教育のコア手法としても極めて高いレベルでの採用が可能であると期待するものである。

    本要約は、極めて簡単に要約したものですべてをお伝えしていないことをお含みおきください。

    TRIZ 再考~創造技法としての TRIZ

    学校法人産業能率大学 経営開発本部
    教育・コンサルティング部研究員
    TRIZ スペシャリスト 竹村 政哉

    1.はじめに
    問題解決のプロセスの中で解決アイデアを出すことは,技術者にとって非常に重要な行為である。技術者が技術者たる所以は,この“アイデアを出す(出せる)”ということにあるといっても過言ではない。
    そこで,今号では TRIZ を創造技法としての側面から捉えた考察を行い,あわせて横浜ゴムで実施している問題解決力・創造性向上のための研修プログラムの紹介を行ってみたい。
    2.創造技法としての TRIZ
    <2-1.創造技法としての TRIZ の特徴>
    問題解決手法や改善手法といわれるものには,IE ,QC ,VE ,OR 等々多くのものがある。一見すると違いばかりが目立つが,実際の思考プロセスは「問題の分析→対策案の創造→評価」という 3 段階で構成されており,思考プロセスという側面からは,ほとんど共通であるといっても差し支えないだろう。しかし,多くの問題解決手法(改善手法)は,分析段階または評価段階に力点がおかれ,創造段階そのものは,別に考案された創造技法を適宜活用しているのが実情である。つまり,これらの改善手法は,問題点の分析や評価を行うことを中心とした技法であり,改善アイデアそのものを出すことを支援する手法とは言えない。

    一方 TRIZ は,過去の特許分析から得られた発明原理を用いて,解決アイデアを出すことを直接支援しようとする創造段階に力点が置かれている手法である。
    TRIZ の創造のメカニズムは,数学的アプローチに近く,一般化,公式の活用,解答の導出という3段階を経て行われるという点に特徴がある。TRIZ の特徴は,プロセス自体がアイデアの発想を目的とした創造技法となっていることと,発明原理からの強制連想によって解決案を得ようとしている部分にある。
    この発明原理を用いた強制連想を行うことによって,創造技法としての TRIZ には次の 3 つの大きな効果が生まれている。

    • 論理的な創造方向の示唆によるアイデア発想-特に一般化による効果
    • 分野を問わない解決アイデアの発想を促す-過去の特許分析を機能で行っていることによる効果
    • 技術的な観点からの解決アイデアの発想-数々の発明原理の効果

    これらの 3 つの特徴を理解することは、TRIZ を創造技法として活用する上で非常に役立つと考えられるので、以下にそれぞれを紹介する。

    <2-2.論理的な創造方向の示唆によるアイデア発想>
    論理的な創造方向というものは、物質-場分析や矛盾という考え方によって実現されている。たとえば、A という有益な機能(物質または場)が、B という有害な機能(物質または場)の原因となってしまっているとき、TRIZ では、以下の 4 つの創造の方向性が示唆される。

    (1)(有益機能 A )を得る別の方法を探す。ただし、その方法は、(有害機能 B )を引起こさない
    (2)矛盾を解く方法を検討する-(有益機能A)は存在しなければならない。しかし、(有害機能B )を避けるためには存在してはならない
    (3)(有害機能 B )を排除、削減あるいは防止する方法を探す。その方法は、(有益機能 A )の存在を前提とする
    (4)次世代の方法を考える(主に技術システム進化のパターンを用いる)

    これらは創造方向を示唆するとともに、その方向性を論理的にも網羅していることから、アイデア発想の漏れが少なくなるという利点も持っている。TRIZ の活用は、アイデアを出し切るということに非常に効果的であり、この面から技術者の創造力を向上させるツールであると言うことができるのである。

    <2-3.分野を問わない解決アイデア発想>
    分野を問わない解決アイデアの発想とは、専門分野の壁を越えた解決案の実現ということである。その典型は、イフェクツ( Effects )といわれる科学的効果の知識ベースを活用する手法である。たとえば、「温度を一定にしたい」という問題に取り組んだとき、電気の技術者であれば、当然その知識を用いて解決を図ろうとする。しかし、TRIZ では、イフェクツの中から「温度を一定にする科学的効果」を参照し、そこに上げられている科学的効果を選択し、強制連想を用いて解決策に結びつけるのである。この効果は、技術者の専門性による心理的惰性(技術者の思い込み)を打破するだけではなく、現代のような技術融合の時代(たとえばメカトロニクスには、機械と電気の複合領域での創造の知識を問われる)には必須のものであり、現代の技術者に強く求められている創造性を支援するものであるということができる。

    <2-4.技術的な観点からの解決アイデアの発想>
    技術的観点からの解決アイデアの発想とは、TRIZ の発明原理が膨大な数の特許分析から導き出されていることから得られる効果である。たとえば、40 の発明原理を使って説明すると以下のようになる。

    「重量を軽くしたいが、強度上の問題が発生してしまう」という問題であれば、40 の発明原理の中から、「非機械的システムを機械的システムに交換する/高価で耐久性のある物の代わりに、経済的で寿命の短い物を使う/機械的振動を活用する/複合的な物質を用いる」という 4 つの技術的方向性が得られる。技術者は、TRIZ の発明原理と、これらの抽象的な示唆を理解するために準備されている事例を理解し、ここから強制連想を行い、解決策を求めるのである。

    一般にアイデア発想というものは、パレートの法則のごとく、最初の 20% くらいの時間で 80% のアイデアが出され、残り 20% を出すために苦労するものである。しかし、良い解決案は、この残りの 20% に含まれていることがほとんどであるといっても良いだろう。また、自由連想に任せたアイデア発想は、ともすると技術的内容から遠く離れてしまうという欠点を持っている。TRIZ の発明原理というチェックリストは、特許分析によって得られたものであるがゆえに信頼性が高く、技術的な内容であるために横道にそれないアイデア出しができるという利点も兼ね備えている。
    しかし、これも万全というわけではない。創造技法の基本的メカニズムである、自由連想法、強制連想法、類比発想法のメカニズムをしっかりと理解し、これらを組み合わせて使っていくという努力が必要である。やはり良いアイデアを出すためには、創造思考を自覚的にコントロールすることが大切であり、そのためには創造思考の基本メカニズムを理解しておくことが効果的な助けになるのである。特に TRIZ では、類比発想法をしっかりと理解し、実践していくことが求められる。

    3.横浜ゴムでの試み~創造的問題解決技法の習得を目指した研修プログラム
    <3-1.横浜ゴムでの取り組み>
    同社からは、「技術者の創造性を向上するために、TRIZ が活用できないか」というご相談をいただいた。同社のユニークな視点は、TRIZ をそのまま活用するのではなく、創造活動の一助として TRIZ に注目した点である。また、問題解決における創造性は、個別の創造技法も重要であるが、思考プロセス全体が重要であるという点を深く理解されていたという点でも洞察に優れている。さらに、従来からある創造技法(たとえばブレインストーミングや NM 法など)の活用についても一層の充実を図りたいという意向をお持ちであったことから、創造思考の基本メカニズムを理解し、TRIZ も活用するが、従来からの創造技法も積極的に活用する研修プログラムの提案をさせていただいた。

    <3-2.プログラム内容の紹介>
    プログラムの特徴は、問題解決プロセスを中心にすえ、技術者にとって切実であるアイデア発想の技法を実際に“使って学ぶ”という点にある。問題解決プロセスを中心にすえている理由は、創造技法の1つ、2つを学ぶことで簡単にアイデアを得られるかというと、それほど簡単ではなく、技術活動の本質の1つとしての分析活動をしっかり行うことが解決案の創造性を結果的に高めるという考えに基づいている。また、現実の問題解決プロセスでは、アイデアは出たが、それをどのように実際に適用するかという総合化( synthesis )の段階も重要であるとの認識に基づく。
    また、研修での Learn by Doing を重視し、受講者の人数を絞り込んでいただき、受講者が事前に整理してきた問題を全員で検討するというワークショップスタイルで実施しているために、受講者一人ひとりに学習が起こり、講師としても非常に助かっている。創造技法は、やはり理屈ではなく実践であることからも重要な点である。
    プログラムのポイントを流れに沿って簡単に紹介すると、最初に“創造”という思考作業についての理解を深め、同時に3つの典型的なアイデア発想法を演習で経験する。これは、創造や思考ということについて無頓着であった技術者に、これらの行為もコントロールができるということを理解してもらうことに主眼を置いている。そして、技術進化の軌道という側面から、創造という行為への理解を深め、マクロ的な観点からの発想方法を学ぶ。
    これらの基本知識のうえに、TRIZ の発明原理を活用するための概論を理解し、その後は、受講者が事前に準備してきた問題への取り組みを行う。

    4.終わりに
    本論では、TRIZ を活用した創造性向上への取り組み方法を展開してきた。しかし、技法以上に大切なことも考えていかなければならないと感じている。最後に、その点について若干触れさせていただきたい。
    技術者の現実の活動は、日常的な仕事に追われ、創造活動にしっかりとした時間を割くということが難しい状態に置かれていることが多い。長くこのような状態に置かれていると、いつの間にか創造的であるべき技術者の活動が、作業的な内容に変質してしまう恐れを感ずる。当然、このような状態は改善していかなければならない。
    そこで、企業の方々に提案したいのは、技術者に対する問題解決や創造性向上の教育を、「技術者のリカレント教育の一環として捉えなおすことができないか」ということである。リカレント教育とは、一生涯を通じて行う教育である。つまり定期的なタイミングで教育的なアプローチを行い、技術者の生涯を通じて問題解決力と創造性向上の支援を行うという考え方である。技術の融合化や高度化が激しくなっていくことを考えると、問題解決力と創造性向上への効果的な取り組みは企業の競争力にも大きく影響してくるだろう。ぜひ、技術者向けリカレント教育という考え方を導入して欲しいと願っている。
    今回、横浜ゴムからは、技術者の問題解決力向上の教育に関する示唆あるご寄稿をいただいた。あわせてお読みいただき、技術者の教育~ぜひ一生涯にわたる教育であって欲しいと願うが~に関する議論が盛り上がっていくことを期待したい。

    本要約は、極めて簡単に要約したものですべてをお伝えしていないことをお含みおきください。

    横浜ゴムにおける技術者の問題解決力向上への取り組みについて

    横浜ゴム株式会社
    人事部人材育成グループ
    技術人事タスクリーダー 福富崇之

    横浜ゴム本体ではスタッフ社員の約 3 分の 2 が技術者であり、弊社の活動は彼らの問題解決力によるところが大きいと考えられます。私ども人事部としても彼らの能力開発およびモチベーションには配慮しており、常に人事部に技術出身者を 1 名配置し、技術者のお世話や人員計画等を担当しております。

    弊社では、事務系も技術系も基幹職になる以前に「プロ人材」になってもらうことを強く推進しております。「プロ人材」になるために努力するのはあくまで本人であり、会社組織はこれを支援する、という立場をとっております。
    まず、弊社のプロ人材育成制度について紹介させていただきます。
    入社後 1 ~ 2 年間は新人育成期間と位置付け、先輩の指導役をつけます(「ブラザー制度」)。ブラザーは新人の指導を行いますが、当然自分の課題も抱えていますので、つきっきりで指導している訳ではありません。むしろ「先輩の行動力、課題の解決能力を盗め」というのが狙いです。この制度によりスキル伝承の基礎を支えております。技術系新人はこの期間に基礎技術や弊社固有技術を中心としたテクノカレッジという講座を受講します。

    こうして、新人は入社後 1~2 年でほぼ戦力になり、実務をひとりで担当するようになります。ここからの育成は自己啓発中心です。基本はやはり OJT ですが、オフ JT としていくつかの養成講座を持っており、希望する講座を受講できる仕組みにしております。主に解決手法に関する講座が中心で、「 TRIZ 」に関する講座もこの一環として開催しております。

    TRIZ の「技術的矛盾マトリックス」と「 40 の発明原理」については直接、弊社の技術領域に導入することは困難かもしれません。が、弊社が関連する特許や問題事例について「 40 の発明原理」に盛り込むことにより、使い勝手のよい手法になりそうです。研修では、創造性の基本の説明に始まり、NM 法やその他の創造技法と TRIZ について、約 17 時間を使ってワークショップ方式で進めています。受講生は、みな早速日常業務への応用展開を行っております。本講座は人事部で開催する研修の中で最も効果の大きな研修となっております。

    さて、ここで弊社の技術課題の解決力向上に関する取り組みの問題点について、私案をまとめてみます。現状、 OJT を中心としながらいくつかのオフ JT = 研修を通して、解決力向上を図っております。が、自己啓発に依存し過ぎている傾向があると考えます。技術者の半数は日常業務に追われ、有効だと判っていても研修に参加できない状態にあります。時間をうまく使える技術者は研修等を利用してさらに能力の高い技術者になることが図れますが、一方で、下手な者は改善する余地すら見出せない、という状況を招いており、格差が広がる方向にあります。弊社の存在意義は、よい製品を安くタイムリーに、お客様に提供することにあります。そのためには、弛まない開発の連鎖が必要ですが、一部の人材に依存した開発には限界があります。全体の底上げを狙った打ち手が必要であり、現在、人事部にて対策を検討中です。まだ具体化はできていませんが、早い時期に対策を施し、少しでも多くの技術者にオフ JT を受講したり沈思黙考できる時間を与え、さらに開発力の強化を図っていきます。

    本要約は、極めて簡単に要約したものですべてをお伝えしていないことをお含みおきください。

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