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第 15 号 商品開発とTRIZ 第 1 回( 2002 年 9 月)

TRIZ Letter 第 15 号掲載

学校法人産業能率大学 経営開発本部
教育・コンサルティング部研究員
テクノロジーマネジメントユニット
TRIZ スペシャリスト竹村 政哉

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    本号では、商品開発での TRIZ の使い方を検討する前に、「技術システム進化のパターン」についての確認を行っている。

    1. TRIZ における「技術システム進化のパターン」の位置付け
    多くの方々が TRIZ を用いるようになってきたが、その使い方は十分ではない。特に、技術システム進化のパターンをもっと有効に使うことで、解決しなければならない技術上の真の問題を知ることができるのであるが、使い方がやや難解なためか、十分に活用されているとは言いがたい。そこで、技術システム進化のパターンについて、再度、その確認を行っている。

    2.一般的な技術進化の考え方について
    TRIZ の技術システム進化のパターン以外にも、技術システムの進化のメカニズムを対象とした研究は多く存在する。その代表的な考え方として「技術プッシュ説」「需要プル説」を紹介する。

    < 2.1 技術プッシュ説>
    技術プッシュ説は、技術進化の要因は、技術そのものに存在すると言う考え方である。 技術プッシュ説では、技術システム間の相互補完関係に不均衡が生ずると、その不均衡自体が開発目標となり技術進化が起こるものと説明している。つまり、技術プッシュ説では技術進化を誘引する力を技術システム内に存在する不均衡と説明することで、技術進化のメカニズムの説明を試みようとしている。
    < 2.2 需要プル説>
    需要プル説では、技術進化の要因を需要にあると捉えている。 需要プル説は、「必要は発明の母」という考え方をとり、技術進化を誘引する力は需要にあるとすることで、技術進化のメカニズムを説明しようとしている。

    3.技術システム進化のパターンの技術進化論としての解釈
    このように技術プッシュ説と需要プル説とも、技術進化を説明する理論として容易に理解でき、また多くの技術進化の説明も可能である。しかしこれだけでは全ての説明がつくわけではなく、構想ドリブンという考え方も存在する。

    しかし、これらは全て技術システム進化のパターンで説明することが可能なのである。
    技術システム進化のパターンが、これら代表する技術進化論をも包含して説明できるのは、これが過去の特許研究によって帰納的に見出された法則であるからである。
    この技術システム進化のパターンを商品開発に適用することは、未来を先取りした開発や企画をサポートすることになる。

    本要約は、極めて簡単に要約したものですべてをお伝えしていないことをお含みおきください。

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