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公開セミナー体験レポート「メンタル・タフネス実践」 - このセミナーに注目!-

公開セミナー体験レポート「メンタル・タフネス実践」

「メンタル・タフネス実践」

今日は、産能セミナールーム代官山教室で開催された「メンタル・タフネス実践」。
自社内での研修以外に初めて外部の公開セミナーに参加した鈴木さん(仮名)に、当日のセミナーで実際に感じたことや学んだことを、職場でどう生かすのかを含めレポートしてもらいました。

三好 良子講師

学校法人産業能率大学 総合研究所兼任講師
 三好 良子


    Profile: 鈴木さん(仮名)

    30代女性。新卒時から約10年、一貫してシステムエンジニアとして働いています。
    中堅社員として現場最前線に立つこと、顧客先での業務に携わることが多く、現在の仕事内容にはやりがいを感じていて、一生続けたいと考えています。

    “わたしの取扱説明書”をつくるために、職場を離れ、自分と向き合う場

    「元気に働いているつもりの私が?」上司に促され参加を決めたメンタル・タフネス実践

    鈴木さん:
    入社以来、大きな悩みなどはなく、約10年、同じ職場でシステムエンジニアとして働いてきました。仕事は一通りのことはでき、お客さまから感謝される機会もあって、とても良い職場環境だと思っています。30歳を過ぎたあたりから、結婚と出産を考えるようになって、このままこの仕事を続けられるかなあと悩み、期初の上司面談のときに相談したところ、このセミナーを紹介されたことが、参加のきっかけです。

    始めに言われたときは「なんで私が?」と思いました。確かに悩んではいましたが、プライベートの悩みですし、職場の誰かに愚痴ったり、仕事自体に対してネガティブに思ったり、といったことはありません。上司からは「俺も受けた研修だよ。‘時代の必修科目’だと思って参加してごらん」と言われ、ちょうどプロジェクトの合間で時間が取れたこともあって、参加を決めました。

    精神疾患とその予備軍はコンタクトレンズをしている人数と同程度。身近で、誰にも可能性がある病気として考える

    鈴木さん:
    「私はそこまで悩んでいるように見えたのかな?変なタイミングで相談しちゃったかな?」といった気持ちが抜けないまま、セミナー当日を迎えました。
    産業能率大学の公開セミナーは2回目の参加です。開始時間の少し前に教室に入り、決められたグループの席に座ります。周りを見渡すと、研修名から想像していた雰囲気とは違って、特別悩んだり、沈んだりしている方はいないように思いました。時間になり先生がいらっしゃって、「今日は来て良かったな、という1日にしていきましょう」という宣言とともに、セミナーが始まりました。

    まずはグループ内での自己紹介です。仕事の内容やセミナーへ参加した動機、自分の心の状況などを順番に話します。

    グループは、男女2名ずつの計4名。年代は20~40代くらいです。正直いって、どこまで話していいのかと考えてしまったのですが、1人目の方が、仕事で人間関係に悩み、強いストレスをもっていて、その原因も含めて打ち明けてくださいましたので、私も「社内ではないのだから、せっかくだから聞いてもらおう」と思い、将来への不安や、人間関係のことなどを話しました。自己紹介を終えると、一気に雰囲気が和んだこともあって、セミナーへの期待が高まっていきました。

    講義は、メンタル・ヘルスやストレス・マネジメントの定義、現代ストレス事情から始まりました。先生は著名人やアスリートたちのメンタルケアをされていることもあって、事例を用い、時折ユーモアも交えながら、分かりやすく説明いただきました。

    印象的だったことは、精神疾患とその潜在的予備軍が日本には1,100万人もいることです。この人数はコンタクトレンズを使用している人と同程度で、国民病“五大疾病”の中でも一番人数が多いそうです。

      実際にコンタクトレンズを使っている身としては、まさかそこまで多いなんて、と、思っていたよりも身近で深刻な状況であると分かりました。

      また、このような現場はコミュニケーションの少ない職場が多いため、予防策と特効薬は‘人薬’(コミュニケーション)であるという説明に「ドキッ」としました。
      私の職場を振り返ると、プロジェクト単位で動くことが多く、1人で担当する仕事も少なくありません。直行直帰も多く、お客さま先では業務報告以外は話さないこともあります。社内でも何人かうつの傾向になったという話を聞いたことがありますが、もしかしたら、私のようなシステムエンジニアに多い病気なのかもしれません。自分のことはもちろんですが、後輩のケアの必要性も感じた瞬間でした。

      ストレスを正確に理解し、ストレスをエネルギー源にして、ストレスで元気になる!

      鈴木さん:
      続いて、精神疾患の原因となる「ストレス」についての講義です。
      ストレスは外からの刺激に対する歪み・傷害・防衛の総和、つまり、作用と反作用の両方のことで、その原因となるものは「ストレッサー」と呼ばれるそうです。

      図A

      ストレスには、プレッシャーや心身疲労などのマイナスイメージしかなかったのですが、「野菜にストレスを与えると甘くなる」ことがあるそうで、人も同様で、「ストレスにさらされた部分は、人間として最も成長する部分でもあって、より大きなストレスにも耐えられるようになり、成長するために欠かせないもの」ということでした。
      確かに、今までの自分を振り返ると、難しく責任のある仕事をしていたときほど大きなストレスを感じていましたが、その一方で成長を感じることもありました。

        また、初めて後輩と一緒に仕事をしたとき、上司からは「任せる仕事は、今の後輩の力よりも少しだけ難しい仕事をさせなさい」と指示をされたこともありました。もしかしたら、ストレスのことを分かったうえでの指示だったのかもしれません。
        「なくならないストレスを無くそうとして、ボロボロになるのではなく、ストレスを刺激材料とて活用し、ストレスをエネルギー源にして、ストレスで元気になりませんか?」という先生のお話がとても心にしみました。

        勇気をもって自己開示することが、たくさんの気づきを得ることにつながる

        鈴木さん:
        続いて、チェックシートを使っての、タフネス度診断です。「自分の感情を知る」、「感情をコントロールする」、「自分の感情を動機づける」、「他人の感情を理解する」、「人間関係を上手く築く」の5つのカテゴリーについて、それぞれチェックしていきます。

        満点が52点で、私は18点。参加した人の中では平均くらいでしたが、39点以上を目指しましょうという先生からの言葉を踏まえると、やや低いのかもしれません。
        採点を終えたあとは、「気づきの交換」、グループでのシェアリングです。
        自分の感情をさらけ出すわけですから、少し恥ずかしい気持ちもありますが、先生の「気づくことは自分の器以上には気づけません」という言葉に勇気をもらい、メンバーに正直に話しました。

        すると、たくさんのフィードバックをいただくことができました。
        たとえば、私は、「ネガティブな感情は役に立つと思う。」という項目にチェックがつきませんでした。振り返ると、ネガティブな感情は、特に仕事中はできるだけ表に出さず、できるだけ無くそうと考えていたからです。
        しかし、メンバーからは、「ネガティブな感情って、具体的にどんな感情のことなの?」

          「たとえば腹が立つことであれば、それをモチベーションにできない?」などといった言葉をいただき、改めて自分の感情を振り返るきっかけになりました。

          このようなフィードバックをいただけることは、公開セミナーの醍醐味かもしれません。
          先生からは「結果は人・状況・認知によって点数は変わる」「気づくとは自分の器以上には気付けない」という話がありましたが、まさにこのことなのでしょう。

          同じ現象も、認知の違いによって感情は変えられる

          鈴木さん:
          今気づくことができた、「同じ事柄でも人によってとらえ方が変わる」ことは、「認知」と呼ばれているということでした。


          図B


          「外部の状況」は変えられませんが、それをどう解釈し受け止めるか、という「認知」は、人によって異なるものですから、変えることができます。たとえば、色々な状況に対して、悲観的・否定的に感じてしまうことが多い場合は、「感情」を無理に変えようとせずに、感情がどうやって生まれるかを知って、その原因である認知を変えるという考え方です。

          先生はこう続けます。「問題のある認知は、非観的・否定的になりすぎることで、これをより現実的・等身大に戻すことが大切です。これを『認知の歪み』と言い、たくさんの種類があります。『完璧主義思考』『過度の一般化』『心のフィルター』等、それぞれ特徴や口癖がありますから、もしこの認知の歪みが見られたら修正していく必要があります」。

          私は自分に自信がないほうだと思っています。特に誇れるような才能や魅力があるとは思っていません。

            先ほどのチェックシートをしているときにも気がついたのですが、仕事をしているときはミスすることをできるだけ避けてきました。ミスをすると、周りからの信頼を失うだけでなく、自分が否定されるのではないか、という危機感を感じることもありました。
            これは、もしかしたら「認知の歪み」で言う、「拡大解釈」かもしれません。トラブルがあったとき、お客さまや上司は「大丈夫」と言うのですが、私は焦ってしまい、「とても大変なことが起きてしまった」と悩むことが良くありました。
            先生からは「誰もが少なからず当てはまる」とお話いただきましたが、認知の歪みに対する対処法を教えていただきましたので、明日から意識していきたいと思います。

            セミナーを振り返って 
            ~「今さら」を、「今から」と「今なら」に変え、‘人薬’になっていきたい~

            鈴木さん

            鈴木さん:
            セミナー全体としては、メンタル・タフネスに関する知識を身につける講義と、その知識に気づく機会や、実践する機会となるワーク・ディスカッションが順番 に構成されていました。先生が特に仰っていたことは、「学問は『知っている』ではなく『してる』、『分かっている』ではなく『やっている』」ことの大切さ です。まさに、今回のセミナーは、職場で実践することが大切だと思います。

              私は約10年間、今の会社で勤めてきました。セミナーを終えて今一度振り返ると、自分の考えを誰かに伝える機会が少なかったと思いますし、後輩に対するケアも足りなかったように思います。そして、上司がこのセミナーに私を参加させた理由も分かりました。
              先生の言葉を借りるならば、「今さら」という認知をせずに、「今から」やるんだ、「今なら」やれる、という認知をして、自分の存在が‘人薬’となって、同 僚や後輩から「あなたがいてくれて良かった」という存在になっていけるよう、これからの仕事人生を進めていきたいと考えています。

              講師からひと言

              三好 良子

              学校法人産業能率大学 総合研究所兼任講師  三好 良子



              「ストレスに負けないように!プレッシャーにつよくなろう~!!」の
              ’から‘’へ変えて、「ストレス元気になる!プレッシャー楽しむ!!」でいきましょう。

              レジリエンス(回復力・逆境力・復元力)のレシピを増やすチャンスです。
              是非いらしてください!

                「ストレッサーがあるからモチベーションが上がる」といった快の効果にも着目し、普段は気づけない心身の相関アンバランスに気づくための演習や、自身のタフネス・チェックを通して、ネガティブな考え方の癖をポジティブに変換するトレーニングを実践します。

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