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技術・マネジメント関連用語解説-製造編-

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用語解説

3定

3定とは、定位・定品・定量の略。5Sの整頓に該当する。つまり、決まった場所に、決まった物を、決まった量だけ置くというルールを徹底することを示す。
定位および定品がルーズになると探すムダが発生してしまい、定量を守らなければ欠品や過剰在庫を引き起こしてしまう。

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ECRSの原則

ECRSの原則とは、改善を考えるための4つの基本的な方向性のこと。下記のそれぞれ頭文字をとってECRSとしている。イクルスという呼び方もある。
・E:Eliminate(排除) 「やめられないか?」
・C:Combine(結合) 「一緒にできないか?」
・R:Rearrange(交換) 「入れ替えられないか?」
・S:Simplify(簡素化) 「楽にできないか?」
まずE(排除)を検討し、排除できない場合にC(結合)やR(交換)、S(簡素化)を考える。ムダなものは無くすのが最も効果が大きい。

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GMP: Good Manufacturing Practices

GMPとは、医薬品の製造管理及び品質管理に関する基準のこと。もともとは1963年にアメリカで制定された。日本では特に医薬品について製造を行う者が守るべき要件として、薬事法で規定されている。GMPでは少なくとも以下の3つの要件を満たすことが求められている。
①人為的な誤りを最小限にすること
②医薬品に対する汚染及び品質変化を防止すること
③高度な品質を保証するシステムを設計すること。

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GRR: Gage Repeatability & Reproducibility

GRRとは、測定機器の信頼性を表す指標。繰り返し性(Repeatability)と再現性(Reproducibility)を評価する指標。繰り返し性(Repeatability)とは、一人の測定者が、同一製品の同一特性を同じ測定機器を使って、数回にわたって測定したときの測定値の変動のこと。再現性(Reproducibility)とは、異なる測定者が、同一製品の同一特性を同じ測定器具を使って、何回か測定したときの、測定者ごとの平均値の変動のこと。
【参考文献:「図解 ISO/TS16949コアツール できるFMEA・SPC・MSA」岩波好夫著 日科技連出版社】

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KYT

KYTとは、危険予知訓練のこと。Kiken Yochi Trainingの略である。労働災害の予防のために、指差し呼称や小集団による事故事例研究などを行うケースが多い。企業によってはホワイトカラーも含めた全社の安全衛生の一環として、交通安全も含めた事故事例研究も行っている。

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OEM/ODM

OEM/ODMとは、他社のブランドによる生産の形態のこと。OEMはOriginal Equipment Manufacturingの略。OEMは主に製造を委託される場合だが、設計段階から全面的に委託を受ける場合を、ODM(Original Design Manufacturing)と呼ぶ。
委託する側のメリットとしては、製造に関して自社に無い経営資源を活用できることがあり、一方受託する側のメリットとしては、工場の稼働率を向上することができるなどが挙げられる。

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PTS法: Predetermined Time Standards(予測時間法、規定時間標準法)

PTS法とは、標準時間設定のための手法の総称のこと。基本動作要素に対して、あらかじめ一定の時間標準を決めておくことで、ストップウォッチによる時間研究を行わずに、机上で個々の作業の所要時間を見積る方法である。PTS法には、WF(Work-Factor)とMTM(Methods-Time-Measurement)という主に2つの方式がある。両者の違いは、WFの方がMTMに比べて1.25倍速いことである。
【参考文献:「現場のIE手法」池永謹一著 日科技連出版社】

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QC工程表

QC工程表とは、工程管理上の重要な管理特性を明記した文書のこと。QC工程図とも呼ばれる。要素工程の順序関係に従って、原則として上から下に向かって縦に記入する。そのとき、工程図記号を用いて、製品ができる順序をフローチャートで表す。工程ごとに、使用設備、評価項目、評価基準、測定方法、異常時の処置などを記入する。
QC工程表の下位概念の文書として作業基準書がある。

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一個流し

一個流しとは作業で1個完了したら、次の工程に送られる方式のことである。コンベアーによる流れ生産方式もこのひとつであるが、ロット製造をしているものを流れ方式に変える時にも用いられる。仕掛在庫の減少、マテハンの減少、製造期間の短縮などに効果的である。
【出所:「生産用語事典」生産士通信講座 産業能率大学】

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通い箱

通い箱とは、工場から取引先へ製品を運搬する時に用いる再利用可能な箱のこと。ダンボール箱による運搬では、送った先で廃棄処分する必要があり、コストもかかるうえ廃棄物も増える。通い箱は帰りのトラック便で回収されるが、省スペース化の観点から、折りたたみができるものもある。

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空移動・空運搬

空移動・空運搬とは、製品を持たずに移動や(トラックなどの)運搬を行っていること。ムダの一つである。人による空移動を防ぐ方法として、歩きながらできる簡単な作業を組み合わせるやり方がある。また、トラックによる空運搬を防ぐ方法として、帰りの便を活用して異業種の積荷を運ぶやり方がある。

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官能検査

官能検査とは、人の感覚を用いて品質特性を評価し、判断基準と照合して判定を下す検査のこと。官能検査には以下の2つの種類がある。
①分析型官能検査:品質特性そのものを官能によって測定するもので、人間が測定器の役割を果たすような検査
②嗜好型官能検査:食品のおいしさやデザインの美しさなど、人間の感覚の状態そのものを測定の対象とする検査

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規格値

規格値とは、品質管理における設計から与えられるよう要求値のことをいう。

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機能別編成

「ジョブ・ショップ」を参照。

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技能

技能とは、仕事や作業に対して人が暗黙知的に持つ能力のこと。形式知的な「技術」と比較して、伝承が難しいと言われている。
技能研究の第一人者である森和夫氏は、著書の中で技能の構成として「できる」「知っている」「態度がとれる」を挙げている。また技能を①感覚運動系技能、②知的管理系技能、③保全技能、④対人技能の4種類に分類しており、それぞれについて伝承方法が異なるとしている。
【参考文献:「技の学び方 教え方」森和夫著 中央職業能力開発協会】

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限度見本

限度見本とは、検査基準を具体的に表現するための製品見本のこと。色やキズの程度など、検査基準を定量的に表現することが困難な場合に、限度見本を作成して現場や取引先と共有する。ギリギリセーフまたはアウトのボーダーラインの状態を表現し、検査作業に役立てる。

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個別生産

個別生産とは、一品一品新たに図面をおこして生産する形態である。一般的には受注生産で行われる。造船やプラント建設、特殊な工作機械・試験器の製造などで用いられる。
個別生産に対して、繰り返し何度も生産するやり方を連続生産とよぶ。

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混流生産(混合製造方式)

混流生産とは、一つのラインに様々な仕様の製品を流す生産方式のこと。専用ラインを作るには数量がまとまらないような製品について、汎用的な機械設備・工具を有したラインで製造する。このときのポイントは各工程の負荷をバランスさせるために、同じ品種ばかり流さずにあえて異なった品種を組み合わせて流すことである。そのためには、段取り作業の改善を実施しておくことが前提となる。

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作業能率

作業能率とは、基準に対して作業が早いかどうかを表す指標のこと。標準時間を実績作業時間で割って計算する。例えば標準時間3分の作業に対して、平均して5分かかっているとした場合、作業能率は60%となる。製造現場で問題を発見するための指標として使われる。

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治具(ジグ)

治具(ジグ)とは、製造を支援する道具のこと。位置出し治具、組立治具、検査治具など様々な種類がある。一般に工具は汎用的に使えるが、治具は工程別、製品別など専用化されて用いられる。ちなみに治具とは英単語のjigに漢字を当てたものである。

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習熟曲線

習熟曲線とは同じ作業を繰り返し行うと、作業内容に習熟して作業時間が短くなる。これを縦軸に作業時間をとり、横軸に作業回数や作業数量をとって示すと習熟の変化が曲線を示す。この曲線を言う。通常、習熟すると作業時間は加速度的に短くなるので下に急カーブする曲線となる。
【出所:「生産用語事典」生産士通信講座 産業能率大学】

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受注生産

受注生産とは、顧客から注文を受けてから製造を行う方法のこと。対になる言葉として「見込生産」がある。一品当たり高価な製品やカスタマイズ性の高い製品は、死蔵在庫リスクを避けるために受注生産で作られることが多い。ただし、受注生産のデメリットとしては、顧客に製品を届けるまでのリードタイムが長くなることが挙げられる。これを軽減するために、バリエーションが分かれる前段階で中間仕掛品を持つ方法が行われる。この地点はストックポイントまたはデカップリングポイントとよばれる。

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省人化・少人化

省人化とは、省力化ともいい、改善活動により時間短縮を行って人を減らすことをさす。また、少人化とは、生産数の減少に対応して円滑に人を減らすことをさす。

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小ロット製造

小ロット製造とはロットサイズを小さくして行う製造方式のことである。多品種少量生産に対応した生産方式である。小ロット製造の効果は、①仕掛在庫の減少②製造期間の短縮③在庫費用の減少④運搬作業の減少⑤短納期に対応できるなどの効果がある。なお、小ロット製造にすると段取り替え回数が増加し、機械稼働率が低下するので、段取り時間の短縮が前提として必要となる。
【出所:「生産用語事典」生産士通信講座 産業能率大学】

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ジョブ・ショップ

ジョブ・ショップとは、工場内のレイアウトの仕方の一つ。加工、塗装、組立など機能別に配置する方法のこと。機能別編成とも呼ばれる。工程順に配置されるフロー・ショップは一方向にモノが流れるが、ジョブ・ショップでは、逆向きに流れたり、同じ工程を複数回通ったりすることも生じる。個別生産や量の少ない製品に向いている。

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シングル段取り

シングル段取りとは、段取り作業の時間短縮について、象徴的に表した言葉のこと。段取り作業の改善を行って、10分以下でできる状態にすることを言う。
多品種少量生産においては、1つの設備で何種類もの製品を作ることが多く、段取り作業の回数が多くなってしまう。そこでシングル段取りを行うことにより、設備が止まる時間が少なくなり、生産性が向上する。同時に仕掛在庫の削減にも貢献できる。
ちなみに、ワンタッチにより段取り作業の時間がかからないものを「ゼロ段取り」と呼ぶこともある。

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設備総合効率

設備総合効率とは、設備の運用状態を評価する指標。時間稼働率、性能稼働率、良品率をかけ算して求める。100%が最高であり、設備にロスがあると効率が低下する。
時間稼働率は、設備を動かそうとしたときに動いた割合であり、①故障、②段取り・調整、③刃具交換、④立ち上がり、があると低下する。性能稼働率は、設備が動いている時に仕事をしていた割合であり、⑤チョコ停・空転、⑥速度低下、があると低下する。良品率は、正しい物が加工された割合であり、⑦不良・手直しがあると低下する。ちなみに、①~⑦は7大ロスと呼ばれる。

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多工程持ち

多工程持ちとは、一人の作業者が多くの異なる工程を受け持ち作業をすること。作業の異なる複数工程を担当するため、作業者の多能工化が前提となる。

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多台持ち

多台持ちとは、一人の作業者が単一工程で複数台の機械を持ち作業をすること。機械時間と作業時間の割合により可能な持ち台数が決定される。

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多能工

多能工とは一人の作業者がいろいろな作業をできる技能を持っていることである。製造活動に機動性を持たせるために必要な条件である。多工程持ちの前提となる。
【出所:「生産用語事典」生産士通信講座 産業能率大学】

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断続生産(間欠生産)

断続生産とは、間欠生産ともいう。組立生産に属し、断続的に生産を行う。多品種製品を生産する受注生産方式に多く適用される。ほぼ同一の技術や設備で製作される仕様の異なる製品の受注量が一定量まとまった時点で生産が開始される。

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段取り(段取り作業)

段取りとは、製品の品種替えに伴いラインや設備の切り替えを行う作業をいう。具体的には生産のための準備・後始末作業が相当する。段取り作業は、内段取り作業と外段取り作業に分類され、機械を止めないと作業できない段取りを内段取り作業、機械を止めずに作業のできる段取りを外段取り作業という。多品種少量生産では、小ロット製造が要求され、その前提として段取り時間の短縮が求められる。段取り時間の短縮のためには、機械の停止時間(内段取り作業)をできるできるだけ短くすることが要求され、外段取り化による事前準備などが求められる。

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チョコ停

チョコ停とは機械が1分程度の短い時間停止し、その後また動き出すことである。機械が自動化すると不良品も自動的に作る恐れがある。そこで機械が異常を検出し、異常が発生したら自動的に停止するようにすると不良品発生を防止できる。機械が発した異常情報をオペレーターがキャッチし、異常を修正し、再び稼動する。不良品の防止に効果的である。
【出所:「生産用語事典」生産士通信講座 産業能率大学】

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直行率(通過率)

直行率(通過率)とは、製造現場の品質を管理するための指標の一つ。ラインへの投入数に対して、不良品や修理品としてラインオフされたものを除いた”直行”品がどれだけあるかという割合を表す。

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手番

手番とは最終工程完了時点を0とし、逐次、前の工程に基準となる製造期間(基準日程)を番号で示したものである。たとえば、基準日程が日単位で5日間の場合、第1工程の開始手番は5と示される。納期が同じ場合、手番の多い製品の作業着手の優先度が高い。
【出所:「生産用語事典」生産士通信講座 産業能率大学】

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特別採用

特別採用とは不良品ではあるが、ある条件、期間などを定めて、そのもとで特別に良品として採用することである。また、品質ランクを下げて良品扱いとすることもある。特採として略して用いることが多い。
【出所:「生産用語事典」生産士通信講座 産業能率大学】

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同期化

同期化とは一連の工程の製品1単位当たりの加工速度(加工時間)を同じにすることである。同期化により工程間を直結でき、流れ作業化、仕掛在庫の削減、製造期間の短縮、1個流し化などが可能となる。
【出所:「生産用語事典」生産士通信講座 産業能率大学】

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内・外作

内・外作とは材料、部品あるいは製品を社内でつくるか(内作/内製)、社外から買うか(外作/外注)をいう。内・外作は負荷状況、技術的内容、経済的内容などにより決定される。(Make or Buy)
【出所:「生産用語事典」生産士通信講座 産業能率大学】

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流れ作業

流れ作業とは一連の工程を同期化し、これをコンベアーなどの運搬機器で直結したときの編成のことである。工程間の停滞が少なくなり、効率的な生産が可能になる。
【出所:「生産用語事典」生産士通信講座 産業能率大学】

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流れ線図

流れ線図とは、製造工程における物の流れを、停滞、運搬、加工、検査の4要素によって記述したフォーマットのこと。工程のムリ・ムダ・ムラなどを分析して改善するために用いる。

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バッチ生産

バッチ生産とは所定の在庫量ができると生産を中断し、その後、在庫が減少すると、また、製造を開始する繰返しロット生産の一形態である。中断のときは、段取り替えを行い、他の品目をつくることが通常行われる。したがって、段取り替え時間の短縮が重要になってくる。
【出所:「生産用語事典」生産士通信講座 産業能率大学】

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標準時間

標準時間とは、標準的な諸条件が満たされた場合に期待される目標時間のことである。標準時間の定義は、①決められた作業方法、設備を用いて②所定の加工条件および環境条件の下で③その仕事に適性を持ち、熟練している作業者が④期待される作業速度を発揮できる努力で⑤仕事を維持するのに必要と認められる余裕を持って、一定の質および量の仕事を遂行するのに要する時間である。ここで、①②は物的条件、③④は人的条件、⑤は作業管理上の維持条件を示している。
【参考文献:「作業研究(現代経営工学全書)」池永謹一著 森北出版】

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品種別編成

品種別編成とは一連の工程を製品の品種別に分けて編成することである。品種別にまとまった専用の一連の工程を並べることになる。機能別編成に対するもの。製造効率は向上するが、品種により需要が変動するので、稼働率が下がり、せっかくの投資がムダになる恐れがある。
【出所:「生産用語事典」生産士通信講座 産業能率大学】

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フール・プルーフ

フール・プルーフとは、取扱者や利用者の不注意や操作ミスが発生しても、災害や不適合、ミスが防止できるようにすること。間違った操作ができない、間違った組立てができないようにするしくみ。例として①ドアを閉めないと加熱できない電子レンジ ②ギアがパーキングに入ってないとエンジンが始動しない自動車など。
【参考文献:「逆転発想による創造的リスクマネジメント」澤口学著 同友館】

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フェイルセーフ

フェイルセーフとは、故障または破壊しても、機械装置やシステム全体が安全側に作動すること。故障や破壊が起きても大事に至らないためのしくみ。例として、①石油ストーブが転倒すると自動的に消火するなど。
【参考文献:「逆転発想による創造的リスクマネジメント」澤口学著 同友館】

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フォードシステム

フォードシステムとは、大量生産システムともいう。デトロイトの自動車工場において、フォード(ヘンリー・フォード)によって初めて完成されたもの。製品を標準化して統一し、コンベアー移動方式により大量に同じ製品を生産するシステム。
【参考文献:「経営学辞典」占部都美編 中央経済社】

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フロー・ショップ

フロー・ショップとは品種が異なっても、同一工程順を経る職場のことである。ジョブ・ショップに対するもの。製品の工程順を重視し、ライン編成した職場。
【出所:「生産用語事典」生産士通信講座 産業能率大学】

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マテリアル・ハンドリング

マテリアル・ハンドリングとは機械、仕掛品、製品など(マテリアル)を運搬したり、積み卸しをしたり、現品を扱うことである。工場では、品物を積む、おく、片付ける、上げる、下げる、選ぶ、探す、数えるなどの行動(ハンドリング)をさす。ムダな作業と考えられ、改善の対象となる。略して、「マテハン」ということも多い。
【出所:「生産用語事典」生産士通信講座 産業能率大学】