総合研究所の概要

お問い合わせ

資料請求リスト

状況対応型リーダーシップ(SL)

人材育成・研修用語:状況対応型リーダーシップ(SL)

状況対応型リーダーシップとは、リーダーシップの有効性とは、状況に適合していることが重要であるという考え方である。かつて、組織や集団におけるリーダーシップに必要な行動要素が「仕事志向」と「人間志向」であり、この2つが充足されている状況こそが、理想的なリーダーシップであると主張されたが、その後、現実的には必ずしも十分に機能しないことが後の研究によって明らかにされたため、状況対応型リーダーシップは、現実の状況に即したリーダーシップの概念として登場したのである。

状況対応型リーダーシップ論では、フィードラーとハーシー、およびブランチャードによる研究が有名である。フィドラーは、リーダーシップの有効性は、リーダー自身が持っている「パーソナリティ」とリーダーが行動する際にその影響力を発揮しやすい状況か否かという「状況の好意性」との関係で決定されるとした。フィードラーは、リーダーのパーソナリティをLPC(Least Prefeered Coworker )(=協働するのに最も難しい同僚)という尺度を用いて測定し、LPCが高い(=難しい同僚にも配慮する)場合は、人間関係志向型、低い場合は、課題業績指向型リーダーシップを取るとした。一方、「状況の好意性」は「(1)リーダーとメンバーの間の人間関係」「(2)課業の構造」「(3)リーダーの職位に基づく権限」という3つの状況要因を設定し、それぞれを組み合わせることでリーダーシップの有効性を捉えようとした。その結果、状況好意性が高いときと低いときには低LPC(=課業志向型リーダーシップ)が、状況好意性が中間のときには、高LPC(=人間関係志向型リーダーシップ)がそれぞれ高い業績につながるとされた。

また、ハーシーとブランチャードは、集団のメンバーの成熟度(能力・意欲)とリーダー行動(課題志向か人間関係志向か)の組合せによって、リーダーシップスタイルを4つに分類し、「SL 理論」を提唱した。このモデルに従えば、メンバーの成熟度が低い段階では、「指示・命令口調型」のリーダーシップが有効であり、メンバーの成熟度が増すに従って、「説得型」→「参加型」→「委譲型」へとリーダーシップの有効性が変化するとした。メンバーの成熟度に応じて、リーダーシップスタイルを使い分けることが効果的だという考え方である。

ページ先頭へ

  • 導入のご相談、提案のご依頼、各種ご質問はこちらからどうぞ
  • 資料をご希望の方はこちらからどうぞ(無料)