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SCORM

人材育成・研修用語:SCORM(Shareable Content Object Reference Model)

SCORMはeラーニングのプラットフォームとコンテンツの標準規格です。eラーニングでは、通常のWebサイトのようにHTMLにより画面を表示するだけでなく、演習問題の表示・正誤判定・採点、学習時間・演習解答習得状況などのログ取得を行う必要があります。これらの機能は通常のWeb技術、つまり、CGIやJavaなどを使えば実現可能で、教材を一塊のWebアプリケーションプログラムとして作りこんでしまうことも可能です。しかし、このような教材は別のサイトへの移植は非常に困難です。

このような問題点を解決するためにWBTを構成する際に、各教材に共通の機能と教材ごとに固有の機能を分離し、共通部分をLMS(Learning Management System)、固有の部分を教材コンテンツとして開発する、という発想が出てきます。LMSとコンテンツが分離していれば、コンテンツ部分だけを開発の対象とすれば良く、異なるLMSに載せることも簡単に行えます。

LMSとコンテンツを分離するということは、両者間のインターフェースややり取りをするデータの形式を規定するということです。SCORMはこのようなLMSとコンテンツの間のインターフェースやデータ形式を規定した標準規格で、アメリカのADLという団体が作成しています。最新版はSCORM Ver.1.2です(2003年7月時点)。SCORMでは、コンテンツはLMSに読みこまれる階層型コース構造、Webクライアント上で実行されるSCO(Shareable Content Object)、および、コース構造に付属するメタデータから構成されており、コース構造のXMLによる表現方法、および、SCOとLMSの間で演習問題の結果や学習経過時間を通信するためのデータ形式が規格として定められています。

SCORM規格が普及すれば、利用者側は多くのコンテンツベンダーの教材を自分のLMSで使用することができ、逆にコンテンツベンダーにとっては、開発したコンテンツが複数ベンダーのプラットフォームで使用可能となるため、コストをかけずにコンテンツの販路を拡大することが可能となります。このように標準化は、低コストで高品質なeラーニングサービスの実現に必須の要素ということができます。

出典:「eラーニング用語集」日本イーラーニングコンソシアム編、2003年
  http://www.elc.or.jp/index.htm

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